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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

朝からの雪 お猫もお犬も火の前に丸くなり

明け方から降り始めた雪は、夜明けとともに強い降りとなった。朝、庭はうっすら雪化粧であったが、お昼には確り積って銀世界、であった。しかし、湿った思い雪で、まさしく春の雪。降り止むとすぐに融けはじめ、庭は泥んこ状態。お犬様はそれを見て、散歩はやめようよと言う。夕方、グラリ大きな揺れが来て、「ほら外は危ないよ」とお犬様したり顔で小生を見る。昼間から、お猫様とお犬様はストーブの前から離れようとしない。お猫様は、お犬様があまり近づかれるのが好きではない。少し離れていろとお犬様を威嚇する。お犬様は仕方なく後ずさり。ストーブ、お猫様、そしてお犬様と一直線に並んでいる。何度の言うが、昨年の6月まで虐待を受けて竹やぶに潜んでいたとは思えないお犬様である。お猫様は、お犬様が自分に従ってさえいれば一緒にいることを許しているようである。
(ヒロ爺)
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Author:ヒロ爺
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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