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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

物語を捨てた国はただ亡ぶだけ

今日、午後にモダンバレーの柏木さんから、美浦村の民話集「ふるさと美浦の昔物語」が届いた。来年3月末に美浦村で公演することになっている演目の題材を美浦村の伝承話の中から探そうとお願いしていたのであった。
立派な本である。その本を読んでいると、石岡の国分寺の雌鐘の話があった。美浦村の漁師の若者が、三つ又沖で漁をしているときに突風が吹き、高波に襲われたときに、湖底から雄鐘が恋しいといって「ゴ~ン、ゴ~ン」と泣いていた、というものである。石岡に伝わる話が美浦村風に脚色されて伝えられたものであるが、本家の石岡ではこの話を知る人も少なくなってしまっている。
ふるさとに伝えられる昔話というのは、そこに暮しを創るための一つの知恵としての側面があり、物語が一つ亡ぶと暮らしも一つなくなると言える。我が石岡市は「歴史の里」とは称しているが、伝えの物語を捨てておいて「歴史では飯は喰えん」などと馬鹿な台詞の聞こえてくる亡びを待つ国のように思えてならない。ふる里とは「物語の振る里」と小生声を大にして言うも、風にかき消されて耳に届くこともない。些か寂しいが、ボヤいても仕方がないか。
(ヒロ爺)
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Author:ヒロ爺
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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