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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

何時消えるお犬様の忌まわしい記憶

午後二時過ぎ、用事から戻りお犬様に「愛々ちゃん散歩行く?」と声をかけると大喜びの奇声を上げる。「行こう、行こう。待ってたんだよ~ッ」と叫んでいるようである。リードを手にそばに行くと嬉しい時に見せる愛々ダンスのスキップステップ。大喜びで散歩に出かけたが、今日は土曜日で子供たちがあちこちで遊んでいる。野球のバットや長い棒を持っている子供たちとあちこちで出会う。その度にお犬様は足を突っ張り動こうとしない。大丈夫だよ、と何度も何度も声をかけてやり、ようやく歩き出すのである。中には、犬好きの子供達もいるのだが、そばに来られるのが怖いのである。尻尾を下げて怯えの緊張感が凄いのである。
虐待を受けた犬(人間も含めすべての動物)にとって、その恐怖感を捨て去ることはほぼ不可能に近いといえる。我が家のエリア内にいるときには、小生のことを絶対的に信頼し、安心と甘えを見せるのであるが、一度我が家のエリヤから外に出ると、全身に緊張感が走るのである。これは理性ではなくもう己の生行動に根深く埋め込まれたDNAのようなものである。
今、お犬様は半分座敷犬のような形で、縁側の廊下にハウスを作ってあげている。外のお犬様ハウスは、こちらが出かける時にだけ、使用している状態である。恐らく、お留守番と言われると外のハウスに入ったまま一歩も出てこないに違いない。ガスや電気、水道の検針などに人が来ても、自分は居ませんといった様子に息を殺して、ハウスの隅っこに隠れているに違いない。
それでも最近は、小生がそばにいる時にだけ、気に入らない人が家の前を通ると遠慮気味に吠えて見せるようになった。吠えたらイケナイ、と叱るのであるが、お犬様としたら漸く自己主張ができるようになってきたと言えるであろう。
ヒロ爺がいるから大丈夫、はやくそう思えるようになってもらいたいものである。
お犬様、ただ今は廊下のお犬様ベッドで鼾をかいてござる。安心はしているようである。
(ヒロ爺)
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Author:ヒロ爺
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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