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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

楽しさを阻害する因果

今日はギターコンクールの予選会であった。例年に比べ参加者が少ないのは残念であったが、大震災直後なのだから大成功だと言える。昨年もそうであったが、脚本・演出家などというもの因果な商売で、ただただ良かった良くなかったとコンクールを楽しんでおればいいものを、本能的に楽しむことを許さないのである。
アマチュアの大会であるから技術的な未熟さは仕方がないし、そのことで演奏者を評価はしないのであるが、肝心の演奏者たちが、見事な技術をみせようとするのである。これには演出家としての部分が楽しもうとする気分にブレーキをかけてしまうのである。
コンクールだから先ず難癖をつけて人数をふるい落とさなければいけないので、ある程度は仕方のないことなのであるが、このふるい落とし作戦のために参加者全員、演奏が没個性なのである。自分が脚本家であることから、譜面は演奏者の個性的な感性を引き出すための台本なんだから、忠実に譜面をたどるだけでなく、譜面を借りて自分を表現することに先ずは全力を尽くそうよ、と思ってしまう。そして、演出家である自分は、表現者の個性がないような人は俺の作品のオーディションに来るなよ、といった感覚にさせられてしまう。
昨年、今年のコンクールを見ながら、フィギアスケートの大会で、規定がなくなりショートプログラムとなったように、音楽の世界も選考の基準を少し見直した方が、才能の発掘には良いのではないだろうか。
因みに、脚本や小説の分野での新人賞の審査基準の最大は、既成を突き破る強さの有無、なのであるが、こうしたコンクールでもそのような判断基準を最優先に、というわけにはいかないのだろうか。
(ヒロ爺)
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Author:ヒロ爺
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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