本年の死暮れまで残り一時間。
吾が申の年は終わった。
この申の年を振り返ると何とも愉快の去る年であったろうか。
くる年は「酉」。愉快を取り戻さなければ。
そんな訳で、来年は、我が町茨城県石岡市に、「芸術・文化村」構想をもってあっちにもこっちにも小さな愉快づくりを展開してみようかと計を立てた。
吾が人生も、長期計画を立てるほどの余裕はない。
足元に小さな愉快をつくりあって澱みに渦でも起こしたいものである。
先ほどまで寝ていたニャンsが突然起き出して、家の中を駆け回っている。
もう少ししたら「語ろうよ、語ろうよ」と話しかけてくるに違いない。
年の明ける前に床に入りたいのだが、はて…。
(ヒロ爺26,417日)
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今年もあと一日。
今年もいろいろあったが、それを振り返ってみてもどうなるものではない。
振り返って反省する…? 反省しても今年が戻って来るわけではないので、明日を考える方が得策だろう。
過ぎたものはどんどん捨てていく。
過ぎた時に紐をつけてガラガラ引き摺って歩いてもただただ重いだけ。
色々あったが全部捨てて次に出逢うものに愉快を求めよう。
過ぎた時を未練たらしく振り返っていると、除夜の鐘の音がうるさいなどと言いがかりをつけるようになってしまう。
私は、仏教徒ではないが、あの鐘の音は好きである。
かつて、由緒ある寺の隣に暮らしていたが、煩いと感じたことはなかった。
音が大きすぎるとも感じなかった。
煩いなどと文句をつける輩は、つまらぬ紅白歌合戦などを見ているのであろうに。
そういえば、もう何年も紅白歌合戦を見たことがないが、そろそろお役御免にしたらと思うのだが…。
来年の計がほぼ固まった。
これでまたやることが一つ増えてしまった。
(ヒロ爺26,416日)
元気な陽も射さず、冷たい一日であった。
近所から大掃除の音が聞こえてくるのに急かされるようにお犬様にシャンプーをしてやる。
今日は庭でのドライヤーはイヤダなという顔をするが、風呂場から抱えて庭のテーブルに乗せる。
タオルで良く拭いてからドライヤーをかけるのであるが、新しいタオルで体をくるんでやり、頭から順に乾かしていく。
ドンドン「フワフワ・ツルツル」になっていく。
これでお犬様の年越しの準備は終了。
ニャンsには、お犬のシャンプーが終わったら、先ず爪切りをするからね、と言っておいたのであるが、口にしたのが間違いだった。
お犬のドライヤーをハンモックの上から見ていたのだが、終了と見るや炬燵の隅に隠れてしまった。
出そうとするが、爪を毛布に立てて踏ん張ってどうにもならない。
ニャンsの一番嫌いなのが爪切りなのだ。
今日は断念する。明日、良い子良い子しながら、不意打ちで爪切りをしてやろう。
さて、吾も新年の準備に、来年の計を立てねばならない。
さあ、来年は何をするか…。
(ヒロ爺26,415日)
21時半頃、グラリグラリの大揺れ。
茨城県北部で震度6弱の地震。
こちらも震度4ぐらい、いやもう少しあっただろうか。
夕方から急に冷えて来たので嫌な気配であったが、大揺れが来るとは驚いた。
この地震で、今年の揺れも御用納めとなってくれると良いのだが。
大きな揺れであったが、3sは意外なことに静か。
ニャンsは、炬燵の中に寝ったりのまま。お犬様は、揺れが収まってから机の下にやって来る。
大きな揺れでも大丈夫、と察知でもしているようだ。
寒さの中の大揺れというと阪神淡路の地震が思い出される。東日本大震災も春にはまだ少し届かぬ寒い時期であった。
冬の地震は起こって欲しくない。
もう十一時になるのだが、ヘリの音が聞こえていたのは地震に関連しての飛行なのだろうか。
地震雷火事…というが竜巻と共に起こって欲しくないものである。
今夜は早めに寝よう。
(ヒロ爺26,414日)
妙に生暖かく、不快な一日であった。
だが、小雨の時々に降るのが幸いしてか、午後のひと時雀らが何処かへ行ってしまった。
小雨の所為で静かすぎる庭になった。
陽射しもなく3sも庭に出ると言わない。
小雨の上がったのを見計らって庭に出ると、梅の小枝に小さな塊がピョイと飛び移る。
おや、メジロだ。暫く顔を見なかったメジロの番がやって来た。
雀達には申し訳ないが、矢張りメジロは梅の枝によく似合う。
暫く梅の小枝をツイツイとしながら、可愛い姿を見せてくれた。
鬱陶しい気分がメジロの姿に払われて居なくなった。
雀達との会話も悪くないが、雀等とは「秘すれば花」という気分にはなれない。
独り気分に浸っていると、メジロの番はツイと飛び去って行ってしまった。
メジロの余韻を…と思ったら、雀らが帰って来た。
メジロの番には如何やら雀等のご帰還が分かったようだ。
(ヒロ爺26,413日)
梅の木がすっかり雀の城になってしまった。
例年なら今頃は、メジロや鶯、その他の小鳥がやって来て、なかなかに愉快な風情を作っていたのだが、今年は朝からすっかり雀に占拠されて、悪役の尾長や鵯までもがやって来なくなった。
そういえば暫く野鳩の声も聴いていない。
朝の賑やかな雀の会議は、それなりに愉快をくれるが、梅の木そのものが雀の城になってしまい、他の小鳥がやって来てくれないのは何とも愉快が消される寂しい思いがつのる。
時々、椋鳥の群がやって来たのかと錯覚するほどである。
朝夕、十羽足らずの雀らが餌を啄み去って行ってたのだが、最近は三十羽を超す雀らが日中の殆どを梅に木に止まって日向ぼっこしながらお喋りをしている。本当に椋鳥と間違えてしまう程である。
これでは宝の葛籠でも頂きたいものである。
しかし、最近ではこちらが話しかけると、応えてくれるわけではないだろうが、返事のようなチュチュを返してくれるようになったのだから、それが宝の葛籠のようなものなのだろう。
とは言え、木枯らしの吹く中、陽だまりを求めて飛んできてくれるメジロが居ないのは寂しい。
(ヒロ爺26,412日)
今朝も、庭の水桶に氷が張っているのを見てホッとする。
冬なのだから冬らしく寒いと安心できる。
晩秋の頃に、大量の長葱を貰い、菜園に埋めておいたのであるが、土の上に出ている葱の青の部分は霜にやられる訳でもなく、元気な緑色を保っている。
長葱を生で食べると…いや齧るとだったかな、風邪をひかなくなるというが、成る程霜枯れすることもなく元気な所を見るとそんな成分が含まれているだろうなと、納得するものがある。
人間と同様に、チンパンジーも良く風邪をひくらしい。しかし、冬に入って長葱を毎日与えていると風邪をひかなくなるのだという。
火にかけたりせず、また刻み込んだりしないで、丸齧りにするのが良いのだそうだ。
エシャロットのように味噌をつけて丸かじりすると、辛さもあるが大層に甘い。
口臭など気にせず、毎日一本丸かじりしていると風邪しらずの冬が終えられるだろう。
もう何年も風邪気味はあるが、風邪をひいて寝込むようなことは無かったが用心に越したことはない。
葱を齧ったので寒さを我慢しようなんて気はないのだが、そろそろヒーターを着けないと湯冷めを起こし、風邪をひきかねないな。
ニャンsは炬燵にペットヒーターを入れて寝ているし、お犬様はフリース毛布にくるまって寝ている。
我慢している訳ではないが小生一人火の気なし。
(ヒロ爺26,411日)
2日前の暖かさは何だったのだろうか。
その所為か今夜はやけに冷えて感じられる。
クリスマスイブだからと言って急に寒さを戻すことはないのだが、何とも落ち着きのない陽気である。
3sは、午後からは炬燵を入れろと猛抗議。
電源を入れてやると、それぞれの場所に着いてご機嫌に寝ったり。
寒さが戻ってくると、どうしても鍋にしたくなる。
夕食は、この地特産の豚で白菜鍋を作り温まる。
冬はやっぱり鍋だ。
自慢ではないが、小生の鍋のレシピは豊富。一か月間鍋でも尽きることはない。
… … …
今日は、ふるさと風の会の今年最後の集まり。
昼食に、つきたてのお餅が差し入れられて、忘年を語り合った。
十周年の年であったので、話しの尽きぬ忘年の会であった。
(ヒロ爺26,410日)
午後の散歩に出かけた時には、風は強くなり始めていたが未だ暖かだった。
しかし、夕方庭に出たら、風が急に冷たくなってきていた。
雀等に餌を撒いてやり夕焼けて来た空を見上げると、鴉がカァ~と一声鳴いて過ぎって行った。
そうしたら、風が急に冷たくなってきた。
鴉の一声が、幕開けを知らせる拍子木のようにして冬の幕が開いて来たような感じであった。
庭の風が冷たくなってきた途端、それまで廊下のハンモックに寝ったりしていたニャンsが降りて来て、炬燵のスイッチを入れろと言う。
ハンモックに寝ったりしているときは、呼んでも返事もしないくせに、自分たちの要求はシッカリ、ハッキリ伝えてくる。
今夜から冷え込み始め、明日の朝は凍り付く寒さになるのだろうな。
今夜は黒猫椿が布団に入れろと頭をペンペンしに来るのだろうな。
(ヒロ爺26,409日)
何という暖かさなのだ。
昨日冬至だったというのに。
おまけにPM2.5の大挙襲来。
糸魚川では大火災。
大火災を呼んだ強風が今この地にも吹いている。
世の中良いこと無さ過ぎ。
せめてオイラの頭の中はカンカラカンの天気晴朗といきたいものである。
何と明日は祝日、天皇誕生日だった。
祝日と認識していたら予定を入れなかったのに、何てこった。
何とも脳ミソはカンカラカンの天気晴朗だ。
(ヒロ爺26,408日)
今日は冬至。
冬に至った日なのに梅の花が咲き、辛夷の花が開き始めたという知らせ。
今日は、全く春の陽気。そりゃあ梅も咲き、辛夷も咲くだろう。
季節が狂いだしたのだから人間社会も狂いだすのだろう。
狂った殺し合いが地球上の彼方此方で頻発している。
愚か過ぎる目には目をである。
人は三人寄ると派閥を作るというが、群れが大きくなりすぎたら破滅する。
顔かたち、性格、指紋…どれ一つ同じものがないのに、社会だけは同じものや横並びになろうとする。作ろうとする。
人と違うから一緒に生きられるというのに、違うことを嫌おうとする。
まわり皆が自分と同じだったら気持ち悪くて生きていられない。
大声で「馬鹿野郎!」を言おう。
大声で「一緒じゃ嫌だ!」と言おう。
(ヒロ爺26,407日)
薄ぼんやりとした庭の陽だまりに腰をおろしてぼんやりとしていると、梅の枝で日向ぼっこしている雀が、チュイチューイと小生を呼ぶ。ハ~ァイ、ハ~ァイと返事をしてやると、今度は鳴き方を変えてチュチュイ、チュチュ~イと返事をくれた。
餌をくれという鳴き声ではない。
どうやら小生と話しをしたいらしい。
そんな馬鹿な、と思われるうかもしれないが、小生に話しかけてきたことは間違いない。
ハ~ァイと返事をするとチュイではなくチュ~イと鳴くのである。
3sもいろいろ話しかけてくるのだから、雀等だって話しかけてきても不思議ではない。
何だか自分が仙人にでもなった気分にさせられた。
おかげで夕方の餌は、少し多めになってしまった。
(ヒロ爺26,406日)
穏やかなお日和。
風もなくホンワカ温もりの感じられる。
陽だまりの庭椅子に腰掛ぼんやり出来るほんに穏やかなお日和。
ほっこりとした気分で部屋に戻ると、火の気のない部屋はひんやりと寒さが沈んで感じる。
部屋の隅に、ストーブが「寒いだろう」と声をかけてくる。
庭の陽だまりに居た所為で、陽の入らぬ部屋は冷たく感じる。
「着けたら」とまたストーブが呼ぶ。
「そうだな。折角出したんだから、我慢することないな」
着けるか着けまいか、と躊躇いながら寒暖計を見ると、15℃もある。
暖かいじゃないかと思うが、どうしてもストーブに目が行ってしまう。
ストーブを出す前には10℃でも寒いとは思わなかったのに、火の着いていないストーブを見ると、一層の寒さを感じるのだから人の感覚なんて実に不確かなものである。
昭和26年1月に、疎開先の北海道から東京へ戻って来た時、小さな火鉢一つの貧しすぎる寒さを思ったものであるが、冬にはストーブがあるものだと思い込んでしまうと、寒さへの我慢が失せてしまうのだから、人は楽にはあっけなく負けるようである。
(ヒロ爺26,405日)
明け方は大層な冷え込みであったが、日中は気温が上がり、縁側の陽だまりに雀等の賑やかな声を聞きながら転寝をする。
外に出れば、風は冷たいのだが硝子戸を通しての陽だまりは殆ど温室状態。
30分ほど眠ってしまう。
椿が腹のあたりでごそごそ動くのに目を覚ます。
いくら温かとはいえ、あまり長々と寝入ってしまうとやはり風邪をひくだろう。
半睡のなかで雀等の声を聞いていると、人間と同様にそれぞれに個性があり、鳴き方のリズムが違う。
鳴き声の全体を聞いていると、まるで下手くそなオーケストラのようである。
一応、オーケストラに聞こえるのは、雀等も何かの意味を持って啼き交わしているのであろう。
近所で、年末の大掃除をやっている音が聞こえてくる。
思えば、今年もあと十日と少し。
吾が干支も終わる。
(ヒロ爺26,404日)
やっと石油ファンヒーターを出す。
3sは、暖房機であることをすっかり忘れており、何だ何だと興味津々。
石油を入れて、テスト燃焼。
何が始まるかとヒーターの周りを取り囲む。
着火前にファンが回り始めると、石油の臭いがし出し、警戒して少し後退する。
警戒心でヒーターを見つめている中にボンと着火する音がすると一斉に退散する。
しかし、吹き出してくる風が温かいのを知ると、漸く暖房機であることに気付く。
すっかり思い出したお犬様が吹き出し口近くに陣取ると、ニャンsも近づいてくる。
暖かいと分かると、黒猫椿がお犬の前に陣取る。
白猫雫は、お犬様に遠慮があり一寸遠巻きであったが、そのうち3sで自分の一番いい場所を確保し始める。
明日の朝からは、早くヒーターを点けろと呼びに来るのだろうな。
今日から、浅草の浅草寺境内で羽子板市が始まる。
これで今年もいよいよ終わる準備となる。
小生も、吾が干支の締めくくりをせねば。
次の干支を迎えられるかは、欲張らず天命に任せるほかあるまい。
(ヒロ爺26,403日)
厳しい寒波の襲来。しかし、如何にも冬が来たぞ、という寒さは気持ちが良い。
3sと炬燵でチョット寝ったりしていると、いつの間にかもう一つ寝ったりになってしまう。
今日は、ストーブを出そうと思っていたのだが、寝ったりが二乗、三乗となってとうとう出さずじまいになってしまった。
明日は、忘れずに出さなくては。
炬燵の中に潜り込めないお犬様が震えているのを見て、慌ててエアコンを点けてやる。
すっかり老女になったお犬には、寒さは一そうに堪えるようである。
炬燵布団の上にペッタリと張り付き上から膝掛けの毛布を掛けてやる。
フリースの温か上着を着せてやるが、体にピッタリするのがどうも嫌で、すぐに脱がせてくれという。毛布を掛けてもらうのが一番いいらしい。お犬の毛布の中に、時々黒猫椿が潜り込みお犬様の背にへばりつく。
そんな様子が実に家族っぽくて良い。
明日は、忘れずにストーブを出そう。
流石に今夜は足温器だけでは肩が冷えて来る。
(ヒロ爺26,402日)
今日は、奥方殿とその友とのゴルフに付き合う。
奥方度のは、シングルプレーヤー。
吾は、芝掘り人夫。
明け方から気温が下がり、コース、グリーンは凍り付いてカチンカチン。
芝掘り人夫には、大層な重労働。
奥方殿達は、飛距離の差はあるが皆狙った所へ打って行く。
芝掘り人にはそれが許されない。あっちこっちの凍った芝を掘り起こしていかなければならない。
しかも彼女たちに後れを取ることは許されない。
ヤレヤレ草臥れました。
終って、お疲れさまでしたの挨拶で、パパさん今日はシニアティーからにしたから、楽だったでしょう、と言われる。
何の何の、爺はどのティーからでも同じでござる。
朝、7時半からのラウンドだったので、2時前には家に戻れた。
だが、大層に疲れた一日である。
(ヒロ爺26,401日)
日の出は遅く日の入りの早く、日々の陽気とは無関係に暦だけは確実に時の移ろいに合わせて律義に捲られていく。
もう少し早く雨が上がるのかと思っていたが、午後の3時頃までグズグズとしていた。
こんな日は3sと一緒に、炬燵に首まで突っ込み寝ったり寝ったり。
ご主人様が寝ったりしているものだから、3sはいつも以上に動きを殺して寝ったりしている。
雨もすっかり止み薄日が出て来たので、お犬様を散歩に連れて行く。だが、雨嫌いのお犬様は雨に濡れている草までも嫌いな様である。家を出て100mも行くと、もう帰るという。おしっこは、と声をかけるがサッサと戻ろうとする。結局、おしっこは庭の草むらで済ませ、足を洗ってもらうと炬燵にまっしぐらである。
3s+oneは、またまた炬燵に寝ったり。
まあこんな日があってもいいだろう。
(ヒロ爺26,400日)
毎日6時30分と15時になると雀等は梅の木に集まって、ご飯だよ御飯だよと呼ぶ。
我家の3s達も当然時間にはうるさい。
こちらが何となくの時間割で散歩や餌の時間を三日ばかり続けると、もう生まれた時からの決まりのようにこちらに行動を強制する。
一寸草臥れていて、いいじゃん今日ぐらい、と声してみても3sは、決して納得しない。
時間変更をする時には、3sに何度も何度も繰り返し変更を話しかける。
そして変更の時は、一番理解の早いお犬様に、今日から〇〇は○時だからお願いね、と話して聞かせる。
ニャンsも、先輩であるお犬様が行動停止していると、今日は違うのだと理解する。
彼らと時間割を変えるというのは大変なことである。
梅の木に飛来する雀等は、このところ大体25~30羽。
その彼らが一斉に鳴き出すのだから結構な音量である。
雀等の餌場にしている石は長さ80cm、幅40cm程の平らな石なのであるが、不思議なことに餌場の石の上には決して糞をしない事である。石のまわりには沢山散乱しているというのに、餌場には決してしないのである。そのことに今日やっと気づいた。
毎日餌を撒いているのに、今頃になって気がつくなんて何とも暢気な爺さんであることか。
(ヒロ爺26,399日)
今朝は今季一番の寒さではなかったろうか。
これはいよいよ本格的な冬支度をせねばと、模様替えを始める。
ついでに大掃除もと頑張る。
3sは廊下の陽だまりで寝ったり寝ったり。
吾は模様替えと大掃除で玉の汗。
あー、アイスクリームが喰いたい。
本格的な冬支度の筈であったが、全ての模様替えと冬支度を終えて、ゆったりコーヒーを淹れながら、何か忘れているような気がするが何だか思いつかない。
夕食後、机に居ると黒猫椿がやって来て膝に乗ってくる。
ジャンバーの中へ入れて抱いてやるとゴロゴロ喉を鳴らしてご機嫌を表す。お猫のゴロゴロを聞きながら、肝心の冬支度を忘れていることに気がつく。
石油ファンヒーターを出し忘れていた。
ヤレヤレだ。
(ヒロ爺26,398日)
室温は10℃。そろそろストーブを出さなくては。
エアコンの暖房も点けてない。
ワン・ニャン3sは、廊下の陽だまりがなくなると、炬燵に暖をとる。
小生はというと、指がかじかむ程の寒さでないとストーブなどの暖房が欲しいとは思わない。
寒がりではあるが、暖房を点けるのがあまり好きではない。
やせ我慢はしないが、今ぐらいの寒さ加減がちょうどいい。
毛糸のキャップとネックウォーマーを着けていると指先の冷たさは別にして、体には殆ど寒さは感じない。
とは言え、そろそろ石油ファンヒーターを出さなくては。
ファンヒーターを点けると3sに温風の吹き出し口を占拠され、小生の足元には温風は届いてこない。
まあ、それでも部屋全体が温かくなるので、冬にはストーブを出さないわけにはいかない。
今日は昨日よりも外の気温は低い。
梅の枝の雀等も、昨日よりももっと真ん丸に膨らんでいた。
冬ですね。ほんに冬です。
(ヒロ爺26,397日)
青く晴れわたった空であるが、地上に吹く風は木枯らし。
未だ昼過ぎだというのに、陽だまりの光は赤く弱々しい。
梅の細枝に止まって日向ぼっこしている雀等は、羽毛を精一杯に広げ、真ん丸になって太陽の熱を取り込もうとしているが、初冬の陽は赤く弱々しい。これでは羽毛を立てて熱を取り込もうとしても十分な温かさを吸収することは出来ないだろう。
やっとこ温めても、強い木枯らしが吹いて暖気を飛ばしてしまうに違いない。
しかし、雀等は元気である。水桶にやって来て、水浴びをしている者もいる。
風が強くなる前にお犬様にシャンプーをして、陽だまりでドライヤーをかけてやる。
シャンプーの後は廊下の陽だまりにニャンsと並んで昼寝。小生も仲間入りしたいが、鉢植えを並べてしまったので残念ながらパス。
それにしてもワンニャン3sの仲の良いことよ。
今夜は大部冷え込みそうだ。黒猫椿は布団に入ってくるだろうな。
(ヒロ爺26,396日)
ガラス越しの廊下の陽だまりは、ほっこり温か、なんてものではない。
温度は夏と変わらない。湿度がないだけである。
ニャンsは陽だまりにノビ~ッと長く伸びて寝ている。
おいぬ様はさすがにそこでは暑いらしく、ハウスの中で丸まって寝ている。
庭の梅の木には、すっかり葉の無くなった枝に雀らが十数羽真ん丸に体を膨らませて止まっている。
梅の木には太陽が眩しく照らしているが、体を丸く膨らませているという事は風が冷たいのだろう。
しかし、抜けるような青の空を背に真ん丸に羽を膨らませて日向ぼっこしている雀の姿は、実に風の景といえる。
このところ毎日鍋をしているが、今夜は牛蒡と豚の鍋にする。
豚の脂とごぼうの味と香りが浸み込んだ茸がおいしい。
明日は水菜があるので、鳥鍋にでもしようかな。
(ヒロ爺26,395日)
今朝は薄氷ぐらいは張るかなと思っていたがそれほどには冷え込まなかった。
だが確り霜は降りているので、空気は冬である。
朝ゴミ出しに外に出ると、雀等の朝から元気に呼んでくれる。
餌の時間だ、餌の時間だと雀らが大声で呼ぶ。
雨戸を開け、庭石に餌を撒いてやると、チチチチッと大声を出して梅の枝から降りてくる。
それにしても随分多い。
数えてみたら、何と四十五羽も居る。
元々は七羽程であったのに、これでは庭中雀だらけになってしまう。
メジロや鶯がやって来ても梅の枝に止まれない。
陽がすっかり昇ると、雀等は何処かへ立っていく。
昼頃、陽だまりになった梅の木にメジロの番がやって来た。
雀等には悪いが、姿も鳴き声もメジロの方が可愛い。
先週金曜日から日中出かけていたが、今日は家にいるものだから3sがやたらくっ付いてきて離れない。
ミュー、ナーオと一日話しかけてくる。
お犬様は、タンタランダンスを要求する。
今日は一日疲れました。
(ヒロ爺26,394日)
3日から開いていたふるさと風の作品展が本日で終了。
5日間を通してまずまずの来場者であった。
人数よりも、毎日のように良い出会いの持てた5日間であった。
今回の作品展を改めて見てみると、皆さん良くも十年頑張って来たものだと思う。
小生、些か疲れて来たので後は皆さんで…、と放り投げる訳にはいかなそうだ。
ワンニャン3sは、今日も出かけるのか、と文句たらたら。
夕食後しばらく遊んでやる。
ワンのタンタランダンスに付き合うのは些かどころではなく疲れて大変である。
ニャンsは、一つのことを20分、30分と長時間やることは出来ない。2~3分も遊ぶと、次のことに興味を移し遊びを放り投げ次の興味の方へ行ってしまう。ワンの方は、遊びもこちらを気遣いしながら遊ぶので、なかなか終わりが来ない。ワンの気遣いが始まったら直ぐに、「はいお終い」と声をかけてやる。タイミングがうまく合わないと、ワンは自分のハウスに気に入らぬ意思表示のつもりで入ってしまう。満足のいったときは、小生の足元に寝そべっている。
人間同様皆性格が違うのが、家族らしくて愉快である。
(ヒロ爺26,393日)
家を出るときには、ワンニャン3sに必ず声をかけて出る。
長時間の留守番は今日で4日目。
「また今日も出かけるのか」と些かむくれ気味である。
行って来るね、の声には無視を決め込む。
3時過ぎに帰って来たのだが、拗ねて迎えに出てこないなと思っていたら、珍しいこと3sがそろって「お帰り」とばかりに玄関に出てくる。何となく不気味な感じがする。
お利口だったね、と声をかけるやニャンsは猛烈な勢いで家の中を駆け回り始めた。
何だかチョーご機嫌。
お猫の餌を出して、お犬との散歩から帰って来たら、未だ走り回っている。
餌は平らげていたから、食べ終えて又運動会を始めたようだ。
何かな臭ったのか、お犬が炬燵布団の脇を嗅ぎ始めたので、アレッと思い、言ってみると急に食べて又走り出したものだから胃の調子でも狂ったのだろう、全く未消化の餌をゲロしているのだ。
吐いた物の片づけをしていると、お猫の運動会にお犬も参加してドタドタ、ガタガタ大変な騒ぎである。
そんな様子を見ていると、まあこんな小生でも頼りにしてくれているのかと、満更ではない笑みが出て来た。
(ヒロ爺26,392日)
大賑わいをするわけではないが、3日土曜日から開催している「ふるさと風文庫展&風のことば絵展」が、程よい感じに運んでいる。
昨日は、新しく嬉しい出会いが生れたし、今日は懐かしき人たちが顔を出された。
昨年から行っているこの展示会は、小生の旗振りではなく行われているので、気楽な分だけ、ふるさと風の会を客観的に眺められて、なかなか愉快である。
会員の毎月書き続けて来た作品を、小冊子にまとめたものであるが、10年の足跡は矢張り大きいものがある。
並べられた冊子の数や、壁に掛けられた風のことば絵は、自画自賛ではあるが圧巻といえるものである。
本が読まれなくなった昨今であるが、ポツリポツリと売れていくのを見ていると、まんざら捨てた物じゃないなと妙に安心を思ってしまった。
明日も2、3時間ほど、立ち合いに出かけるつもりでいるが、はてどんな愉快と出会えるのだろうか。
11月の積雪が信じられない温かさである。
明日もまだ暖かいのだという。
ちょっと風が温むと庭草の奴らは一斉に背伸びする。
それを見て、「見ていろ、明後日からは厳寒になるんだから!」と悪態をついてみた。
(ヒロ爺26,391日)
やれやれ些か草臥れました。
昨日と今日、ふるさと風の会文庫展と風のことば絵展で、ふるさとの伝承物語を朗読をしたのであるが、一時間の朗読は矢張り大層な体力を消耗します。
以前は、一時間ぐらい声を張ってもこれほどの疲れを覚えることはなかったが、普段の発声不足と運動不足、そして70を超した年齢の所為であろう。そろそろ朗読は誰かに代わってもらいたのだが、代わる者が居ないといので、もう少し己に叱咤激励を与えねばならない。
何もやることのない隠居爺さんでは困るが、忙しすぎるのも困ってしまう。丁度いいのが一番なのであるが、丁度いいの加減が良く分からない。
まあ、昼寝ばかりをしている訳のもいかないので、行ける所まで行くしかないだろう。
今日も3sは、ご機嫌がやや斜め。
明日も病院と展示会に顔を出さねばならないので、長い留守番となるので、又むくれるだろうな。
(ヒロ爺26,390日)
先日の雪とその後の霜や氷結で庭草達はもうすっかり年貢を納めたかと思っていたら、何と何と元気なこと。
生ごみを埋めた庭の菜園にびっしりの深緑。
この庭草、夏にもよく伸びるのに、冬にはまた寒さをものともせず緑葉を開くことに執着している。
小生のもこれぐらいの執着があればと思う。
今日から、石岡市まちかど情報センターで、ふるさと風の会の文庫展と風のことば絵展が始まった。
今日と明日の二日間だけ、地域の伝承民話を朗読するのであるが、初日の今日、稽古不足でよく声が出ない。それに朗読の表現が新人達の多いアマチュアオーケストラであった。気持ちと音の勝手勝手の状態。
お猫を抱いての簡単なおさらいでは、旨く行くはずもない。
明日の朗読分をこれから少し読み込まねば。
11月末の数日、少しバタバタしていて、それが尾を引いて何もかもがバラバラ、チグハグである。
些か気分が滅入っているのに、3sは、今日は一日私達を放っておいて何処へ言ってたんだと、攻め立ておる。
やれやれの一日。
(ヒロ爺26,389日)
冬になると鵯がよくやって来る。
可愛くない声でギャオギャオ騒ぎ立て、梅の木に寛いでいる雀やメジロを追い立てる。
全く可愛くない奴である。
可愛げのない鵯も、尾長がやって来ると逃げ出す。尾長も電線に鴉がやって来ると逃げ出す。
それぞれが格付けを持っているようだ。
だが、雀、メジロ、鶯などは梅の枝に一緒に止まっている。
メジロは雀に比べると随分と小さいが、雀はメジロを追い立てない。
雀らは、お犬が庭に出ても大騒ぎで逃げ出すことはない。
庭石からヒョイと梅の枝に戻るだけである。
お犬が庭石の近くに寝そべっていると、雀らは庭石に飛んできてチチッチッチとお喋りを始める。
ところがニャンsを抱いて庭に出ると、雀らは一斉に梅の枝に逃げ移り、お猫の様子を窺っている。
猫は雀らの天敵なのだろうな。
ニャンsとお犬が仲良くスリスリしていると、雀らは不思議そうに首を傾げる。
そんな様子をボーッと眺めているのは良いものだ。
吾が午後の時は泰平也。
(ヒロ爺26,388日)