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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

大風吹き荒れ青梅の殆どが振り落とされて

朝から強風が吹き荒れた。
3時近くになって漸く風がおさまり、妙な蒸し暑さがやって来る。
庭に出て、一通り見て回るが飛ばされた物はなかった。
梅の老木に行ってみると、無残! 大半の青梅が枝から振り落とされていた。
大粒の良い梅が生るのだが、歩留まりの極端に悪い木でもある。
毎年、10個程度しか収穫できないが、極上の梅酒が作れる。
木の下で青梅の数を数えてみたが、まだ20個ほど枝にしがみついている。
これから未だいくつかの実が落とされてしまうだろうから、今年も四合瓶一本程度の梅酒は仕込めるだろう。
今年は梅の収穫が例年よりも早まりそうである。
夏バテ防止の梅シロップを作らなければならないので梅を頼んでおかなくては。
今、三年物の梅酒を口開けして賞味しているが、和声ブランディーの様な、なかなかいい味になっている。
梅の味が確りまろやかに成っている。
トマトも順調に育って、もう黄色い花を咲かせている。
夏は嫌いだが、トマトの出来は楽しみである。
(ヒロ爺26,181日)
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小雨に藪っ蚊も湧いてきて

いよいよ五月雨の候になったのだろうか。
妙に生暖かく蚯蚓が地中から這って出てくる。
小雨が降っているので地表に出て来ても干からびることもなく、蟻達に襲われる心配もない。
妙にノビ~ンと長くなって寛いでいる。
椿の葉陰からは、生まれたての藪っ蚊がヒョウロヒョロと飛んでくる。
そろそろ半袖のシャツはお終いにしなければならない。
庭に出る時は、必ず長袖のシャツを着なければならない。
一昨日だったか、強風に吹かれ白い椿の花が傷だらけになってしまったが、今日の雨で薄汚い茶褐色になって新緑の葉にへばりついている。同じように赤紫の躑躅も傷つき萎んでいるが、少し花の色がくすんだ感じにはなったが枯れ腐りの色にはなっていない。
どうも小生へそ曲がりの爺さんのようで、白い花は腹黒さを隠している感じがして好きになれない。
腐敗色になった白の躑躅花の萎みの足元を見ると、名も知れぬ庭草の黄色い花が小雨に濡れながら光るように咲いていた。
花そのものは地味な花ではあるが、その色合いは逞しく艶々している。
しかし、こやつはちょいと油断していると、直ぐに種をつけ、どんどんと勢力を拡大していく憎き奴でもある。
憎まれて世に蔓延る吾が天敵なのだ。
明日は風が強くなるのだそうだ。
梅の実、頑張って枝に居てくれと願うばかり。
(ヒロ爺26,180日)
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いつの間にやら雨が ほくそ笑む庭草どもよ

夕方以降は雨とは予報で知ってはいたが、夕方に郵便物を取りに出たらもう雨が降り始めていた。
薄っすらと湿り気をもらった庭では草達が妙に元気に背伸びを始めていた。
垣根代わりに撒いたトウモロコシの種からは確りと芽を出し庭草どもと一緒になって背伸びを始めていた。
嬉しくもあり悲しくもある。
会報の編集などで遅れている原稿を書き始めなければならない。
何だか今ひとつ気持ちが乗ってこないが、明日はその気にさせて書き始めねば。
庭草達のように、たまには勤勉にならねばと思ってみる。
6月は、ふるさと風の会、劇団ことば座の10周年なので、普段よりやることが多くなるというに。
このまま気を緩めていると自分のやらねばならないことが後回しになってしまう。
気は焦っているのであるが、今から始めようという気にはならず、明日からその気になって…何てことを考えているとは。
明日の確約が出来ぬ年齢になって来ると、明日があるさと強がって見せたくなるのだろうか。
(ヒロ爺26,179日)
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風に振り返ったら夏が居た

お犬様、明日狂犬病予防注射なので、今日シャンプーをしてやる。
ドライヤーを当てる庭の陽だまりは、もう真夏並みの暑さである。
お犬様に当てる風も温風ではかわいそう。
少し時間ががかるが冷風を当てて乾かす。
フワフワ、つるつるの毛になると、ニャンズが入れ替わりにやって来てお犬様をスンスン嗅ぎまわる。
お前、随分奇麗で良い匂いだな、とでも言っているようである。
お犬様もサッパリして、ご満悦である。
もう庭の陽だまりに腰かけてぼんやりと云う訳にはいかなくなった。
暑さに加えて藪蚊が襲ってくる。
コーヒーのドリップ粕を乾燥して蚊遣にしなくては。
もみかんの皮などを燻すのも蚊遣に効くが、コーヒーの粕を燻すのもよく効く。
藪っ蚊を減らすために、庭の草をきれいにしてしまえばいいのだが、それはそれで庭が素っ気なくなってしまう。
草達とも文句を言いながら共存しているのが良い。
強烈にはびこる厄介な野草であるが、今小さく黄色の花を咲かせている。
「雑草だって目守(まも)れば花の奇麗」とずいぶん昔に詠んだけれど、何の花でも確りと目を守ると奇麗で可愛いものである。
(ヒロ爺26,178日)
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夏日来て我が世とぞ蚊ども羽音鳴らす

夏は嫌いだ。
今日は岳父がやって来て庭木の剪定をやっていった。
そっとしておれば蚊の奴ら出てこなかったろうに、午後家に戻ってみると蚊の奴ら住処を追われて、部屋の中にまで入り込んできていた。こんな夏日の時に蚊にでも刺されようものならば、痒さ百倍である。
あちこちに蚊取り線香を焚き、煙ぼうぼうにしてやる。
夕方、漸く煙がなくなったかと思ったら、またまた蚊の奴何処からかやって来て俺の血を吸ってサッと逃げてしまった。
夏は嫌いだ。冬が好き。
何たって蚊がいない。
夜になってもドロンとした不快な暖かさが抜けない。
それなのに黒猫椿は膝の中にパックリ嵌まり込んで爆睡している。
足元ではお犬様が忙しない息づかいでハッハッハッ・・・・と喘いでいる。
暑いんだから出なさい、と言っても足元にいるのが良いらしい。
本当に夏は嫌いだ。
(ヒロ爺26,177日)
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夜明け前 お犬と二人のったりのったり散歩する

五年前の大震災の後、酷い虐待を受けていたお犬様を保護したのであったが、未だに人間不信。
人のいる時間帯は決して遠くまで散歩に出ない。
毎朝4時に散歩に出る。
この時間帯が一番安心するらしい。
以前は、速足で30分グルッと一回りしたのであるが、最近はのったりてっくりと一時間の散歩。
運動の散歩というよりはのったりくったりの散策散歩である。
夜明け前の空気はシンとして冷たく気持ちが良い。
お犬様も恐らくこの感じが嬉しいのだろう。
小生、早くても床に入るのが12時なので、毎日では身が持たない。
週に一、二度で勘弁してもらっている。
今朝は、まだ空が薄明かりにも拘らず雲雀が鳴いていた。
夜明け前の薄明かりの空に雲雀の声とは驚いたが、中には超早起きの雲雀も居るのだと新発見であった。
あけがらす、ならぬあけひばりであった。
(ヒロ爺26,176日)
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白の躑躅花夏陽照り返して端午の節句

室温が25度を超した。
夏日である。
照りつける陽もすでに夏。
空気がカラッとしているのが救いである。
午前中早々とブラッシングを済ませたワンニャン3sは陽だまりを避けて寝ったり寝ったり。
水桶の水を何度か入れ替えてやる。
新しい水に変えると誰かがすぐにやって来て飲んでいく。
雨後の快晴で庭草どもの元気なこと。
竹の子の成長にも負けない程背伸びする。
会報の編集を急がねばならないのだが、PCに向かうと眠くなる。
明日、昼間一日あるから、と3sに負けずに寝ったり。
今日は、終日寝ったり寝ったりかな。
(ヒロ爺26,175日)
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雨上がり風吹き荒れて梅の実の首のうたれて

明け方からよう雨が降った。
昼前には雨は上がり、青空と陽が出てきた。
しかし、雨の上がるに合わせて強風が吹き出す。
老木の梅の木につけた青い実が、強風に反り曲がった己の枝に弾かれて撃ち落される。
四分の一ぐらいが撃ち落されてしまった。
優秀な種を育てる淘汰なのだろうが、世故い小生は勿体ないと思ってしまう。
雨が上がり強い陽射しが出てくると、縁の下に避難していた蜥蜴たちがゾロゾロ出てきた。
黒猫の椿ちゃんにパンチされて尻尾を切り離した二匹の蜥蜴も元気に出てきた。
手乗り蜥蜴は未だ未だ難しいが、少々小生が動いても、大慌てに逃げ出すことがなくなった。
手を伸ばし、尻尾に触れるまで逃げ出さない奴もいる。
これだけでも大進歩である。
手乗りの蜥蜴を、と考えて毎日出てきた蜥蜴に声をかけているうちに、ワンニャン3sと同じく家族に思えてくるから不思議である。
もし、手乗りからポケット蜥蜴にまでなったら大そう愉快なことだ。
今夜は生暖かい。
お犬様は、暑そうにハアハア言いながら、机の下の長座布団の上に腹這っている。
小生の足先が腹の下に置かれているのが、安心するらしい。
ニャンsは無理やり椅子に寝転がろうとする。
小生の尻は椅子から落ちそうになりながら必死に留まっている。
生きるというのは実に大変である。
(ヒロ爺26,174日)
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今年最後の筍ゆでる 鷹の爪ものうなる

今年も筍を沢山頂いた。
季節をたっぷりと褒められて有難いことなのであるが、旬なんて無くなればいいのにと毎度思ってしまう。
しかし、それぞれに旬があるから季節を思い、季節を褒めることができるのだ。
スーパーで見る胡瓜や茄子、トマトのように旬がなくなってしまった野菜も沢山あるが、等しく味が薄くなってしまったように思う。
その所為かスーパーの野菜から貰う元気も薄いように思えるのは、気の所為ばかりではないだろう。
一定期間、それに飽きるまで食べさせられるのが旬で、それによって旬から元気をもらえるのではないだろうか。
今日も筍をゆでながら、さてさてどんな料理にして褒めたらいいのだろうかと些か腹立ち気味に鍋の中をにらみつけるのだった。
もう工夫する余地も元気もないよ、となった時初めて旬は人の体の元気になってくれるような気がする。
しかし、今年はもう筍は終わりにしたい。
同じ筍でも、真竹の筍はそれはまた別である。料理も味も全く違う。
時の移ろいとともに旬も次々に移ろって。
(ヒロ爺26,173日)
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五月の始まりなのに野草はや次世代への種を実らせ

もう藪っ蚊の奴プンプン飛び交っている。
ニャンs用の外の大型ゲージに虫こなーずを三個ぶら下げてやる。
ゲージの中に虫こなーずを設置している小生がおでこを蚊に刺される。
何たることか。
先日、お犬様の血液検査をやったが幸いフィラリアも、他の異常もなかった。
ただ些か太り過ぎ。
ニャンsも太り過ぎ。
小生だけは痩せ男。
グダグダ、ボーッとしていたら、会報風の会の印刷まで残り4日になってしまった。
明日から大慌てに編集しなければ。
1ヶ月の過ぎるのが小生だけ少し早いのではないだろうか。
そうだ、きっとそうに違いない。
(ヒロ爺26,172日)
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うらうらの陽気 寝ったり寝ったりの午後

煮え切らない初夏の陽気。
唯うだうだとして、気持ちにけじめの無い一日となった。
3sと共に寝ったり寝ったり午後を過ごしたが、寝ても寝ても只管眠い。
それでも気を取り直し、草むしりと、トウモロコシ畑を整えて種まきをする。
今年も甘いトウモロコシが採れます様祈願しながら種を植え付けてやった。
トマトの苗がかなり大きくなってきた。
明日はオクラの種をまかねば。
オクラの実よりも、朝露に咲く黄色の花が目当て。
今年の種は、昨年植えたオクラから採ったもの。
例年になく見事な花の咲かせんことを祈る。
気怠くうだうだとした陽気は、どうも苦手である。
口では怠惰こそ人の特技、とうそぶいてはいるのだが、ひと眠りする度に負い目を思ってしまうのは一体どういうことなのだろうか。
そいつはどうやら貧乏性というものらしい。
明日こそ堂々と怠惰に寝ったりしよう。
(ヒロ爺26,171日)
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ヒロ爺

Author:ヒロ爺
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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