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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

暦が捲られると歴史が一つ積み上がり

さてあと3時間ほどで、2015年が終わり2016年になる。
2016年になった途端、2015年は歴史の一ページとなって積み上げられるのである。
日常という括りで考えれば明日は明日なのであるが、歴史という括りで見ると今日は2015年で明日は2016年なのである。
今日と明日では何が変わる訳ではないが、年号は大きく変わるのである。
年号が変わることを大事に考えれば、その初日はお正月として祝うべき日となる。
単純に明日は今日の次の日と考えれば、明日も今日と同じように特別な意味を考えず平穏に過ごせれば良いだろう。
日々是平安が静かに連続してくれることを願うばかりである。
今夜もお犬様は小生の足元に鼾をかいてござる。
平安なり。
(ヒロ爺)
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吾が二万六千三十五日目の夜空の星の瞬き弱々しく

自分の生きてきた日数を数えてみたら凡そ2万6035日であった。
それで2万6035日目の夜空は、と見上げてみたら、所々薄っすらと雲が引いている所為か弱々しい星空であった。
星は瞬いてはいるが燦々とではない所が吾が来し方を物語っているようで、力不足の瞬きが何となく愛おしく思えた。
己の人生の在り方を糸の切れた風船にたとえ、「風船の風の吹くまま風の吹くまま」として生滅に思い煩わされないよう心がけてきたつもりである。欲深さは人並み以上に大きいだろうと思っているが、欲に溺れることもなく風任せに己を生きてきたと思う。
風に吹かれているにしては、かなり過激に馬鹿野郎を口にしてきたが、風に逆らうことのない馬鹿野郎であってみれば蜂の一刺しにも遭わず、破裂することなく未だに吹かれて漂っている。
自然劣化で風船のガスがかなり抜けて来て、高く上ることはないが、まだ地面を転がるほどでもない。
地面に転がるようになったら、棘にでも刺さって破れて終わるのだろう。
考えてみるとこの風船、今までよく何かに引っかかって破裂しなかったものだと、その奇跡的幸運に驚きを思ってしまう。
そして今、ふと思った。
奇跡的幸運を祝って、小生は明日を正月としよう、と。
我が家は本日も平安なり。
足元ではお犬が大鼾である。
「明日がお正月? 良いんじゃないの」
そう言っているようである。
(ヒロ爺)
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良くも悪くも終わってしまえば明日は新たなり

お犬様の散歩に出ると、何軒かの家で年の瀬の大掃除をやっているかの様子。
我が家はといえば、一年の終わりとは言えど、毎日が終わるのと同じと考え、改めて大掃除はしない。
古民家のような家なので、一週間に一度は天井のすす払いほどではないが、掃除機を振り回さないと直ぐに蜘蛛の巣を張ってしまう。冬になったから蜘蛛もいないだろう何てのはとんでもないである。
天井程人の生活温で暖かく一年中蜘蛛が活躍している。
十日ほど掃除機の振り回しをサボると直ぐに糸が垂れ下がってくる。
そんな訳で改めての大掃除はしないのである。
それと、小生模様替えの癖・趣味?があり、頻繁に左右を入れ替えたり上下を入れ替えたりしているので、その都度が大掃除ならぬ中掃除になるのである。
最近ではお犬様は気配を感じるとさっさと私の周りから離れていく。
こら!邪魔だ!どけ!…と理不尽に大声をあげられるので、気配を感じるとサッと私から離れるのである。
思うのだが、年の概念をなくしてしまったら何か不自由なことでも生じるのだろうか、と。
生まれて以来、ズルズル~ッと死ぬまで過ごせたら、色々な齷齪や我欲がなくなるのではないだろうか。
寿命なんてことを考えるから、生きているうちにと妙な欲を持ってしまうのではないだろうか。
日本人の平均寿命は凡そ3万日。
年の概念をやめて一日のカウントだけで一生を過ごしてみたらもう少し暢気に暮らしていけるのではないだろうか。
こんな他愛もないことを思ってみるのも、年の瀬だからだろうか。
(ヒロ爺)
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駆け込みの寒波に世の中も駆け込んで

冬はいったいどうしたのだと思っていたら、暮れも押し迫り駆け込みでやって来た。
冬が駆け込んでやって来たと思ったら、日韓に横たわる難題も駆け込みで好転の兆し。
庭猫の椿ちゃんも急激な寒さの所為で、耳ちゃんのお気に入りだったシンデレラ城に仮入居してきた。
完全引っ越しまでにはまだ時間を要するだろうが、家の中の方が安全快適だとすぐに理解するだろう。
改めて大掃除をする必要はないが、今日は天気も良いので中掃除をする。
掃除機の音が嫌いなお犬様は居場所がなく家の中をウロウロ・ウロウロしていて十分な昼寝ができず、中掃除が終わると大急ぎに机の下に丸くなり大鼾である。
本屋に行こうと思いながらまだ行けてない。
明日こそは行ってこよう。
今朝は、今季初めての霜柱が立った。それでもまだまだ背が低い。
明日の朝は、シャララと音を立てられるほどの霜柱が立つだろうか。
ちょっと期待して床に入るとしよう。
(ヒロ爺)

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寒さ成長しストーブ出したら天気予報長くは続かないと

寒さが厳しくなってきたので、ようやくストーブを出してきた。
石油を入れて試運転。
ストーブを知っているお犬様はすぐにやって来て熱風の吹き出してくる前にドタリと横になる。
ストーブを知らないお猫様は着火のボンという音と熱風の吹き出す音にびっくり仰天。大慌てに炬燵に逃げ込んでしまった。
去年までは、お猫の耳様が特等席と決まっていたが、今年からはお犬様が特等席。
だがお猫様、慣れて来たら若さに任せてお犬様を下がらせるかもしれないな。
明日は大掃除をしようかどうしようか迷っている。
家庭内用務員の爺は、普段からこまめに掃除をしているので、改めて大掃除の必要はないのだが、奥方様が大掃除は終わったのときっと言うだろうな。
まあ、新しい年を迎えるのだから、磨き上げるのも悪くはない。
それに来年は、爺は年男でもあることだし。
そういえば去年はおせち料理を作らなかったが、今年は作ろうかな。
お猫様の我が家での初正月でもあることだし。
(ヒロ爺)
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陽が落ちて常年の冬が降りて来て仕事納め

今日は、ふるさと風の会の本年最後の集まり。
会員の家で餅つきだったとかで、お昼にはつきたて餅を御馳走になる。
小生のこの地で唯一係わっている「ふるさと風の会」と兄妹の「劇団ことば座」であるが、今日が云わば仕事納め。
日中の陽射しは小春日和の温かさであったが、仕事を納めた今夜はようやく例年並みの寒さになって来た。
暖房不要の温かすぎる教室で、正月用のお餅をお相伴しても、何となく年の暮れといった気持ちになれず、今日は納会と何度も言い聞かすなど異常すぎる陽気である。
とは言え、明日から一週間ほどは、何もしなくても済みそうなので年末休暇を楽しむために本屋にでも行って何か探してこなくては。
お犬様、お猫様には正月料理など準備する必要もないし、この爺も改めて正月料理もないので、精々好きな読書を楽しまなければ。
気分的にはかじかむ手に息を吐きかけながら夢中になって物語に没頭する、なんてのが好きではあるが今年の正月休暇は、手に息を吐きかけて、何てことはないだろう。
今朝も小鳥の水桶に薄氷が張っていたが、庭に霜柱が立たない。
地面はまだまだ温かいのだろう。
明け方に、お犬様と霜柱をサラサラ音を立てて倒して歩く楽しさは、今季はまだ経験していない。
この分だと年内はそんな楽しみは持てないかもしれない。
今年は時だけが律義に時を刻み、季節は道草なのか二日酔いなのかで時に合わせて歩いてくれない。
季節という奴、人間的過ぎると思うが…。
それに反して人間が律義になってしまったのだろうか。
しかし、今年の我が国を見ていると、律義であるはずもないのだが。
(ヒロ爺)
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小鳥等の訪問もなく陽は落ちて聖夜

今日は小鳥たちが一羽もやってこない。
塒でクリスマスパーティーでもやっているのだろうか。
夕方の散歩の後、お犬様、家猫様、庭猫様が小生の机の下に集まりニャー語で聖夜を合唱。
お犬様は興味がないのでホカホカ座布団を独り占めして丸くなっている。
家猫雫、庭猫椿はよう喋る。二人が掛け合いで喋り始めるとまるっきり合唱である。
こんなにして一緒にいることができるのに椿は庭のワン小屋をリホームした家の方が落ち着くようで、夕食が終わると帰っていく。
椿ハウスにはホカロンが毛布の下に入っているので、まだ部屋暖房をいれていない我が家よりも温かいようだ。
我が家の中では、炬燵にお猫、机の下のホカホカ座布団にお犬が、ここは自分の場所と決めて寛いでいる。
炬燵に足を入れると、お猫が真ん中に長~く伸びていて、侵入者の足をパンチパンチする。
机の下に足を入れると邪魔するなと足でひっかく。
ただ今も、小生椅子に胡坐をかいて膝掛け毛布を掛けている。
明日からはまた冷え込むそうなので、ストーブを出そう。
ファンヒーターを点けると吹き出し口にお犬様デンと横になるのだろうな。
そして、お猫も真似てお犬の傍にノビ~とするのだろう。
明日は、ふるさと風の会の今年最後の集まり。
つきたてのお餅が昼食に差し入れてもらえる。
忘年餅で今年の粘りを自慢し合うとしよう。
(ヒロ爺)
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時と季節が離婚したかと雀らに訊く

庭の老木の梅が季節をすっかり間違えてしまったのか、今にも咲きそうなほどにほっこりしている。
今日は不快に温かい一日であった。
クリスマスイヴだと言われてもピンと来ない温かさである。
急に寒さがやって来て、さてはホワイトクリスマスかとちょっとばかり期待をしたが、期待は透かしっ屁の気体でしかなかった。
ヨーロッパでも暖冬で全く雪がないという。モスクワでも氷が張らないというのだから異常な暖冬だ。
冬野菜をどんどん食べないと傷んでしまうので、今夜は鳥鍋にする。
しかし、季節外れのような鍋で汗だくの鍋夕飯となってしまった。
今週末からまた寒波がやって来るというのであるが、どうやらそう長くは続きそうもないのだそうだ。
時だけは寸部の狂いもなく正確に刻み続けているが、季節は時に全く寄り添ってやってこない。
旬を失ってしまったスーパーマーケットの野菜売り場が、邪魔だとばかりに季節をどこかに追いやってしまったかのようである。
余の温かさで、今日は小鳥たちがやってこない。
ちょっと寂しいクリスマスイヴである。
(ヒロ爺)
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今にも降りそう雪じゃない雨が 天皇誕生日

今日も寒い一日。
朝から今にも降りそうな空模様。
しかし雪雲ではない。
夕方とうとう小雨がぱらつき始める。
雪でも降ってくれたら、ホワイトクリスマスを迎えられるかと思ったが、無理なようである。
庭猫の椿は雨模様を知ってか、椿ハウスから出てこようとしない。
先日、お犬様の別荘だったハウスを、冬の椿用にリホームし風が入らぬようにしてあげたのがすっかり気に入って、小生が声をかけない限り出てこようとしない。
飲み水も氷らないように発泡スチロールで小屋囲いにしてあげた。
家猫になればいいのだが、庭の方が落ち着くようだ。
寒くなったのでハウスにホカロンを入れてあげているので、快適なマイホームなのだろう。
お犬様のお散歩のときは出てきて、少しの時間一緒に散歩する。
お犬様とは非常に仲がいいのである。
もしかしたら、自分のマイホームはお犬様から譲り受けたものだとわかっているのかもしれない。
今日も冬の小鳥たちが入れ替わりにやって来る。
小鳥たちの止まる梅の木がもうすぐに花を咲かせるのではないかと思えそうなほど花芽を膨らませている。
何処かでは桜の花が咲き始めたというのだから、梅の花では驚きもしないか。
今日も小さな地震があったが、大きな地震がこねければいいのだが…。
(ヒロ爺)
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梅の枝に雀等真ん丸に膨らんで

今日は冬至。
気温は低く、やっと冬ですねと安心のできる寒さ。
しかし、風はなく日照時間が短い日にふさわしい陽だまりをつくってくれる。
梅の枝に雀が7匹止まっているが、みんな真ん丸に体を膨らませ貴重な陽をたっぷりと羽に閉じ込めていた。
ああ、良い感じの冬至の午後、と思っていると、突然雀たちが大慌てで飛び立ってしまった。
どうしたことかと思っていたら、梅の木に尾長の番いがやって来た。
今年は尾長がやってこないなと思っていたところだったので、常なら憎らしい尾長め、と悪態をつくのだが今年は雀を追い立てる憎たらしさが、安心を思わせてくれた。
寒くなったのに鵯が来ないと心配していると、寒さと一緒にやって来てくれ、鵯に引かれるかのように尾長がやって来てくれた。
冬には冬の、夏には夏の生活者たちが早くても遅くてもその陽気になるとやって来てくれることに安心を思わずにはいられない。
一番短い陽だまりを大切に思っているのか、お犬もお猫も廊下の陽だまりに寝ったりを楽しんでいる。
仕込んでおいた柚子シロップで柚子湯を作って体をホッコリさせて床に入るとしよう。
(ヒロ爺)
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水のない池を鴨が歩いておる

今日は寒いのに、ゴルフにさそわれ出かけてきた。
朝の7時40分スタートだったので、グリーンはまだ凍っていてプレーを楽しむなんて状態ではなかった。
池の修理なのだろう、水が抜いてあり池底がむき出しになっているところを鴨たちが一列になって歩いている様子が何とも面白い感じであった。
早いスタートだったので、午後二時過ぎには家に帰って来たのであるが、お犬様、お猫様の非難する声の棘がある。
最近はお留守番と言っても精々一時間ほどだったので、恐らく今日もそんなものだと待っていたのであろう。
それが日中のほとんどを留守番させられたのでお冠なのである。
庭猫の椿までもが非難めいた鳴き声を出すのであった。
朝はかなり寒かったが、昼頃からは気温が上がり、今もそれほどの寒さはない。
明日からはまた少し暖かくなるのだそうだ。
どうも中途半端な寒さや温かさは、全てにおいて例年思っていることがことごとく外され、季節を充分に愉しむことが出来ない。
昨日やっとこ鵯が現れたと喜んだのに、今日の夕方には現れなかった。
これって、はっきりとしない寒さの所為だと思うのだが、…。
野鳥好きの友人が言うには、今年の春5月に35℃にもなる夏日が来て、野鳥の雛が大量死して数が減ったというのだが、言われてみればそうなのかもしれない。
火山噴火の多発といい、異常気象といい、何か良くないことでも起きなければいいが。
水の枯れた池を鴨が一列で歩くのを見て面白がっている場合ではないかもしれない。
(ヒロ爺)
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来た来た北風に吹かれて鵯やって来た

今年は鵯がやってこないと心配していたのであったが、今季一番の寒い朝だった今日の昼、鵯が姿を見せた。
これでやっと冬が来たと思うことができる。
眺めていて奇麗な鳥ではなく、声はけたたましく美しくない。しかし、この鳥がやってこないと冬が来たと思えないから不思議である。
賑やかに騒ぐ鵯を眺めていたら、一回り以上大きい尾長がやって来た。
う~ん、冬だ冬だと一人喜びの声を上げる。
夕方、空が赤く染まりはじめたころ、鴉にしては大きいなと思って見上げていたら、鳶だった。
めったに鳶が飛ぶことがないのに、三羽の鳶が大きくゆったりと空に円を描いていた。
思わず「夕焼け空がまっかっか、トンビがくるりと輪を描いたホーイのホイ」と口ずさんでしまう。
60年近く前の唄である。思わず口をついて出てくる歌が60年前の流行歌なのだから小生も爺だ。
しかし、トンビのゆったりとした動きで天に描く輪は、ホーイのホイと声するのが似合っている。
今年も残り少なくなり、沢山のやり残しがあってチョット気分が落ち込んでくるが、のんびりと輪を描くトンビを見ているとやり残しても「大丈夫ダー」「ノープロブレム」という気持ちになってくる。
やること、やりたいことは無数にあるが、やるのは一個一個。
やり残しがあって当然。
トンビに教えられたように「大丈夫!ノープロブレム」である。
鵯がやって来ただけで本日は十分。
(ヒロ爺)
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指先の凍るやっとこの冬日和 薄氷も融けず

冷たい一日。
朝はとうとうエアコンの暖房をつける。
小生の部屋は相変わらず机の下にお犬様と兼用の電気座布団があるだけ。
今日はさすがに指先が冷たく凍ってくる。
しかし、この冷たさが好きだ。
時々膝掛けの毛布の下に手を入れて温めながら、資料を読む。
凍り付いた指先を温めるために尻の下に手を温めたりしながら、キーボードを叩いていると何か真面目に書いているような気がしてくる。書いているといっても、読んでいる資料の中で興味のある部分をメモする程度のことなのだが、創作メモのファイルを開いて置いて、気まぐれに引き写しているだけのこと。
目的のテーマをもって資料を読んでいるのであるが、メモを取るのは、もっぱらテーマとは無関係のものばかりである。
だが、この道草メモが楽しいのである。
不思議なもので、目的としていた資料の中身は、自分の中での確認作業のようなもので改めてメモを取るようなことはほとんどない。しかし、この確認作業が終わらないと最初の一行が書けない。
物語の人物というのは、書いている本人でも想定外の行動を起こすので、周辺の考証だけは確りと押さえておかないとそれこそ支離滅裂となり物語が成立しなくなってしまうのである。
そのために資料を読むのであるが、必要な資料はあまり面白くないもので、そこに付随してある話が時として面白く、何かの時の参考にとメモをしたりするのである。それは、資料読みの面白い部分でもある。
資料読みを愉しむには、今日のように厳しいほどの寒さや暑すぎる夏などが小生には合っているようである。
冷たさで凍えた手を、お犬様のあったか手足を握って温めていると、冷たい手で邪魔するなと声を出す。
好きだな。こんな日が。
(ヒロ爺)
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寒風に揺れる梅の枝に目白来てチューイ

やっとこ冬らしい寒さがやって来た。
庭の小鳥用の洗面器には今季二度目の薄氷が張った。
葉をすっかり散らした梅の枝に目白が飛んできた。
矢張り寒くならないと目白がやって来て梅の枝には止まってくれない。
その土地土地に相応しい季節が巡ってこないと生きているものには生活のタイミングが取れなく、調子がくるってしまう。
今日の寒さで、お犬様は机の下から出てこない。
電気座布団の上に載って、上から膝掛け毛布を掛けて終日丸くなっている。
お猫様の方はと言えば、朝から縁廊下のキャットポールに途中の踊り場に香箱座りでじっとしている。
朝から何種もの小鳥たちがやって来るのを眺めているようである。
そう言えば、今年はまだヒヨドリがやってきていないようだが、どうしたのだろうか。
冬のヒヨドリは結構脂がのっていて焼き鳥にするとなかなか美味い。
今はもう捕まえて食べようなんてことは思わないが、鳥刺しをして季節を褒める暮らしは捨ててはいけないだろうと思う。
とは言え、むやみに捕まえて根絶やしにするようなことはもってのほかである。
ささやかに野趣を褒める気分は持っていたいものである。
もう蠟梅が咲いている。梅の花もくるい咲いているらしい。
植物が調子を狂わすのだから、動物たちはもっと調子外れになってしまうだろう。
人間様はもっともっとだ。
爺の調子は更に大狂いだ。
(ヒロ爺)
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冬の気配に雀等ほっこり膨らんで梅の木に

やっとこ冬の寒さがやって来るという。
午後からは、風もかなり冷たくなってきた。
一日雪でも降りそうな空模様。
どう云う訳か吾が庭には、曇り空だったり雨の日だったりするときには雀や小鳥たちが沢山やって来る。
今日も梅の木に十羽近い雀等がやって来て、体を真ん丸に膨らませて喧しく声を上げていた。
お犬様はすっかり座敷犬になってしまって、午後の散歩の後にブラッシングをしていると、風の冷たさにブルブル震えている。
ブラッシングが終わると大慌てに家の中に駆け込んでいった。
小生の机の下にホット座布団を置いて置くのであるが、小生用を済ませて家に入るとお犬様は、座布団の上に丸まって寝ていた。
本当は小生の足温器の代わりにおいてあるのだが、今ではすっかりお犬様の寝床になってしまっている。
小生が足を持っていくと、それを枕に高鼾をかくのである。
あまりの高鼾にお猫が時々覗きに来て顔をスンスンしていくが、まったく目を覚ますことなく鼾をかいている。
今日も、白川道を追悼するつもりに彼の本を読んでいるが、最近作は構成に円熟味が加わり、肩の凝るところがなくなり次回作を期待していたのであるが、残念なことである。
年内一ぱいは今年逝った好きな作家の追悼読書で過ごそうと思っている。
小生も残された日が少なくなってくるが、日々を大事に過ごさなくてはと、追悼読書をしながら自分に言い聞かせている。
(ヒロ爺)
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ほんに暖かくて良いお日和で

今日も日中は17℃と12月の陽気ではない。
光熱費はかからなくて有難いと言えば有難いのであるが、雑草は元気過ぎて困るし、冬野菜は育ち過ぎで大味になる。
仮死状態にして越冬体勢にしていた虫達は冬眠できないで起きだしてくる。
さっきも蠅が何所からかやって来て蛍光灯にブンブン羽音とたてている。
伸びすぎちゃって困ると大量の野菜をもらったが、この陽気だと毎日鍋というわけにもいかない。
明日からまた寒波がやって来るようなことを言っているが、そのままちゃんと冬になってくれるのだろうか。
例年であれば、今頃のこの時間は指先が凍ってキーボードを叩くのも嫌になるほどなのであるが、今夜などは膝掛けの毛布もいらない。
机に下に寝ているお犬様も、さすがにマットを温かくしろとは言わない。
何とも気味の悪い師走である。
この気味の悪さの所為で楽しい言葉が浮かんでこないのは寂しい。
来週月曜日ゴルフに行きましょうと誘われ、こんな陽気ならばとOKしたが、こんな時ばかりは例年の寒さになったらちょっと嬉しくないな。
(ヒロ爺)
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雑草よ背伸びすると寒波が来るぞ

庭の雑草たちの元気の良いこと。
霜柱も立たないし氷も張らない陽気の所為で、寒さに強い雑草たちがぐんぐん背を伸ばしている。
寒風がなくて干し柿が腐ってしまうとジャムにしてしまったが、大根が太り過ぎて中に鬆ができている。
白菜にアブラムシが沢山たかっている。
冬野菜たちが異常生育でどれもこれも大味になってしまっている。
葉物野菜などは妙に筋張ってしまっている。
これでは栄養価も半減しているのだろうな。
大味ということは濃厚さがないということだから、当然栄養価は例年に比べ低いことだろう。
市場に出せないという野菜を毎日もらうが、百姓もさぞかし大変だろう。
こんなに早く成長してしまうと正月野菜がなくなると百姓は言う。
本当にとんでもない自然災害が来るのではないだろうか。
随分以前に百姓の爺さんから聞いたことがあった。暖冬だと春には害虫がはびこると。
政治が悪いと気象も悪化してくるのだろうか。
(ヒロ爺)
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風が冷とうなって来て鴉が一羽

先週中ごろから、夕方になると鴉が群れ飛んできて喧しく鳴きあっていたが、今日は一羽だけがやって来て、一声二声鳴いて何処かへ飛んで行ってしまった。
鴉にも猫集会と同じように、決まった時刻、場所に集まって来て情報交換なのだろうか鳴き騒ぐ。
鴉の群れがやって来ると、ほかの鳥たちがさっといなくなってしまう。
まるで暴力団の集まって屯するに似ている。
生き物にとっては、どうも全身黒の集団というのは不気味にしか映らないようである。
しかし、木枯らしの吹く中、柿の木に熟柿が一つ二つ取り残されているところに鴉が一羽止まっている様子などは、なかなかに絵になって良いものだ。
庭猫の真黒椿はちょっとズングリ不細工顔なのであるが、人懐っこくて実にかわいい。
ただ真黒なので、瞳孔が大きく開いているときなどは、黒毛に溶け込んで目の存在が分からなくなる。特に椿の目は小さめなので余計にそうである。
今日は廊下に陽だまりができないので家に上がってこない。
お犬様用に買ってきたハウスを自分の部屋にして使っている。
ハウスの奥に丸まって寝ているとどっちが頭か、顔がどっちを向いているのかわからない。
それでも「ツバキ」と呼ぶと、かわいい声でミューオと返事をくれる。
お犬様が大好きで、お犬様が庭に出ると、飛んできてずーっと後をついて回っている。
今夜は寒くなりそうなので、早めにホカロンを入れてやる。
お犬様の使っていたフリース毛布を敷いてぬくぬく状態である。
家の中にもゲージハウスを用意してあるのだが家の中にはなじめないようである。
今年は、好きだった作家が何人も亡くなり、この暮れは追悼の気持ちを込め二、三日前から引っ張り出して読んでいるが、白川道には続きを読みたいものもあって、残念でならない。野坂氏の本を探しているが、何所に紛れ込んでしまったか探せないでいるが、正月にはそれを読もうかと思っているが…。
好きな作家がなくなると、自分の余生の楽しみが一つ奪われたような気がする。
自分の書き物を少し保留して暫し追悼読書をしなければ。
(ヒロ爺)

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行く先は見えず 過ぎし日も振り返らず 木枯らし吹かず

何とも不穏な陽気なのだろうか。
12月も半ばになるというに、庭に霜柱の一本も立たない。
12月になって一度だけ小鳥の水場に薄っすらと氷が張っただけ。
大きな天災がやって来るのでは? などと思ってしまう。
昨日、今日と急ぎやることもなく、ぼんやりとライフワークへの閃きを想っているのだが、けじめの無いというかメリハリの無い陽気に影響されてか覇気のない時間を過ごしている。
創作の閃きなんてそうそう直ぐにやって来るわけではないのだが、折角ゆっくりした時間ができたのだからと貧乏性丸出しに焦りのような気分になるのを笑っている自分がいる。
老犬の愛々様は、悠然とホカホカマットに寝ったりしている。
小生もまねてと炬燵に寝転ぶが、あッ、先にあれを片付けよう、これを片付けようと立ったり座ったり。
これは陽気の所為と師走の所為だな、何て事を思って納得させている自分が可笑しい。
もしかしたらこの爺はまだ若いのかな…。
(ヒロ爺)
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ほんに今日の日向は小春日和

昨日とは一転の青空。
午前中は、昨日の温かさが残っていたが、午後には風も冷たくなってきた。
縁廊下の陽だまりは、ぽかぽかの小春。
午前中、お犬様にシャンプーをしてやる。
フワフワ、サラサラの毛に、太陽の温かさをたっぷりとため込むように至福の寝ったり。
庭猫の椿も上がって来て、お猫二人とお犬一人、爺一人がてんでの格好で寝ったり寝ったり。
年内仕上げの仕事は終わり。あとは自分の書き物だけ。
陽だまりに寝っ転がってアイディアの閃くのを期待するのみ。
三つばかりのテーマを抱えているのであるが、何が引っかかってくるのか。
何も引っかからないこともあるだろう。
請負仕事ではこんな暢気なことは言っていられないが、暢気な分だけ妥協の隙間がないので逆に厄介ではある。
お猫たちのゴロゴロ鳴らす喉の音を聞いていると何か閃いてくれるのでは、と期待しているのであるが、はて…。
(ヒロ爺)
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木枯らしを追い越して春の嵐駆け抜ける

なんと今日は23℃を記録した。
土砂降りが来てその後に強風。まさしく春の嵐である。
もたもたしている木枯らしを追い越して春が先にやって来たようだ。
これでは体調がおかしくなる。
日中のあまりの温かさに寝ったりしろ!寝ったりしろ!の囁きがどこからともなく聞こえてきて、とうとう我慢しきれず横になる。
気付けばもう三時過ぎ。
お犬様、お猫様も爆睡。
これはもう全くの春です。
お犬様に散歩行こうか、と声をかけてもすぐに起きようとしない。
春です、これは。もうもう全くの春です。
そういえば、散歩に出るとき、躑躅の枝にカマキリがのっそり歩いていた。
例年なら今頃まで生きているカマキリなんていないのだが、矢張り全体的に温かいのだ。
冬の前に春が来るなんて、許される事じゃないのに。
干し柿になる前にカビが生えてくるのなんて許すわけにはいかない。
冬よ来い、早く来い。
(ヒロ爺)
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本日小鳥の集会日チュチュチューイチュイ

寒さはそれほどでもないが、如何にも冬空の様相。
曇り空の中、小鳥たちが入れ替わりにやってくる。
今日は小鳥たちの集会でも開かれているのだろうか。
そういえば昨日はカラスの集団が夕空を飛び交い大きな声で鳴き交わしていた。
それで、今日は小鳥たちの集まりがあったのだろうか。
カラスの鳴き声は寒空の空気を震わせたが、小鳥たちの声はつつましやかにいろいろな鳴き方を聞かせてくれる。
梅の木に皆が群がるのだが、野鳩の番いは百日紅の枝に止まって梅の木の小鳥たちを見ながらグッグー、グッグーと鳴いている。
庭猫の椿、小鳥たちの声が気になるが、捕らえられないことを知ってか、身構えの姿勢をとることもなくミャーオと鳴いて見上げている。時々、洗面器の水場に来て、バシャバシャ水浴びをする者もいる。
寒くないようである。
水浴びの後、全身をブルブル震わすと、大小の水玉が飛び散るのが美しく光る。
今日は大量の柚子を砂糖漬にする。夕方には梅酒用の大瓶の底に一センチ程シロップが出来上がっていた。
果たしてどれぐらいの量のシロップができるのだろうか。
明日またもう一瓶仕込まねばならない。
家じゅうが柚子の匂いに染まっている。
(ヒロ爺)
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庭の洗面器に薄氷張って朝焼けを映す

今朝は今季一番の冷え込み。
庭の水場においてある小鳥用の洗面器に薄氷が張っていた。
赤く明けてくる空を映して氷が薄く橙に染まった。
薄氷が張ったにしては、霜柱が立たない。
空気は凍ったが大地はまだ暖秋が残っているのだろう。
今日は久しぶりにお犬様を車に乗せギター文化館へ行く。
館長にも良いこ良いこと撫でてもらい超ご機嫌であった。
乳癌を切除して初めてのドライブであった。
助手席から越境して小生の膝に顎を乗せ車の揺れを楽しんでいた。
ご機嫌は、夜まで続き、ついさっきまでタンタランダンスを付き合わされた。
お犬様の大声でのワンワンリズムにお猫様はびっくり仰天。
炬燵の中にもぐりこんでしまった。
お犬様は今夜もまた足温器代わりの電気座布団に丸まって寝ている。
もう少しすると大鼾をかくのだろうな。
今夜も冷えるのだとか。
布団に入ってこられると熟眠できないなぁ~。
(ヒロ爺)
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部屋は十一度 さて暖房を点けよか点けまいか

冬は好きだけど、寒さに強いわけではない。
しかし、部屋の温度が二度、三度になっても足温器と膝掛け毛布があれば仕事に差しさわりはない。
寛ぐ時は、お犬、お猫様の入っている炬燵に足を入れるだけ。
奥様が家に帰ってくると寒いと大騒ぎするので暖房をつける。しかし、エアコンやファンヒーターを点けると空気が乾燥しすぎてかなわない。
そういえば小生まだ寝るときの上掛けは、毛布と夏掛の布団で過ごしている。
寒さは感じない。
お犬様、お猫様が布団に入ってくると暑いぐらいだ。
今気が付いたが、この石岡に越してきて十五年になるが、まだ一度も風邪で寝込んだことがない。
七度五分ほどの熱が出ても、翌日には引いている。
奥様がインフルエンザでゲヘゲヘやっていてもうつったことがない。
大馬鹿なのかもしれない。
今夜はかなり冷え込んでいるようだが、膝掛けの毛布だけである。
足温器代わりに、電気座布団が置いてあるが、その上にはお犬様が寝てござる。
小生は椅子に胡坐をかいて、膝掛け毛布を掛けている。
そろそろ石油ファンヒーターを出しておかねばならないな。
それにしてもお犬様、ぬくぬく状態なのだろう大きな鼾をかいてござる。
(ヒロ爺)
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星々に囲まれていても月はひとり

ちっと寒いが最近は星空をきれいに眺めることができる。
夜に眺めて、早朝にまたお犬様の散歩で眺める。
夜に眺め、明け方に眺めると星の位置が大きく変わっている。
明けの空を見上げていると、ググーッとプラネタリウムが回るような錯覚を起こす。
満天の星空を見上げていてふと気がついた。
気付いた、といっても当たり前すぎることなのであるが、…。
この季節天は隙間なく星を輝かせていてくれるが、どうも楽しく、賑やかという感じにならない。
そして、こんなにも沢山の星々に囲まれていながら、月はいつも一人であるとに気付いたのである。
何と馬鹿な奴だと思われてしまいそうだが、お月さんはいつも一人なのだ。
そんなことをこの歳になって初めて気がつくなんて、なんと間抜け者なのだろうか。
だが気付いて良かった。
明日からは、やあ元気? とでも声をかけてやろう。
机の下に、足温器の代わりに電気座布団を置いたら、お犬様の定位置になってしまった。
小生の足温器はお犬様の腹だ。
お猫様はやはり炬燵が一番のようだ。
(ヒロ爺)
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紅黄に染めることなく ただただ枯れて散る

寒さもちょっと足踏みしていて、冬になり切れないでいる。
近所の雑木林を散歩すると、多くの木が色づきをやめて土色に枯れている。
土にかえれば紅葉しようがしまいが関係ないのだろうが、紅葉色を知らない腐葉土では何となく養分に差があるように思えてならないが、実際はどうなのだろうか。
いろいろやりたい事、やらなければならない事があった一日なのに、終わってみれば何も出来なかった一日になってしまった。
何も出来なかったにしては、ジッと机に座っていられない程忙しく立ったり座ったりしていたように思う。
ただただ立ったり座ったりの実のない無駄な動きばかりをしていたようだ。
今一日を振り返って何をしていたのか思い出そうとしても、思い出せるようなことは何もしていないのである。
鉢植えの植物の冬支度を少し手を付けた、それから…それから…あれこれと手を付けたが何一つ終わらせていない。
実に詰まらない一日を作ってしまったものだ。
お犬様もお猫様も、毎日同じ時間に同じ要求をしてくる。
今日も、寸部もたがわぬタイミングで小生に用をさせる。
明日は自分の時間にしなくては。
(ヒロ爺)
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日の出前 月は真上に居てござる

夜の明け四時過ぎからお犬様が散歩だと起こしにくる。
まーだ、まーだ、と布団をかぶっていたが、余にうるさく頭を叩いてくるので、5時少し前渋々起きて散歩に出る。
まだ真っ暗である。
満天の星空に、月はまだ頭上まっすぐに居る。
それほど寒さは厳しくない。
新聞配達のバイクにも会わない。
お犬様は上機嫌に小走りする。起きてすぐに走るのは、小走りでもきつい。
この道、全部自分のもの。お犬様はそう思っているのだろう。
今日は今年最後の会報作り。
一年が終わったような気分になる。
明日からは長期の正月休み…に入れれば申し分ないのであるがそうもいかない。
会報作りが終わったとき、今日が父の命日であったことを急に思い出した。
我が家は、命日だから墓参りをしようという習慣がない。
母の存命中もそうであった。行こうと思ったときに行く。
そんな墓参りであったので、今日は命日とよくぞ思い出したものだ、と些か自分に驚く。
父も母も天に居て魂げているだろう。
だが、小生決して薄情なわけではない。
両親は、人の生き死にに執着を持たない人たちだったので、小生も弟も親の教えに育ち形式を持たないだけなのである。
両親のそんな生き方は、当然のこと小生の子供たちにも受け継がれているようである。
お爺ちゃんの墓参りに行く…なんて電話はない。
命の生滅に心奪われず、今という現実を懸命に生きる、それで良いと思う。
(ヒロ爺)
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かわいた風の冷たく 洗濯物はよう乾く

空はすっきりと晴れ渡り、乾いた冷たい風が吹き荒れる一日。
この冬一番の冷え込みだという。
陽だまりのできた縁廊下にお犬様、お猫の雫と黒椿の三人、てんでの格好で寝ったり。
外猫の黒椿、寒くなって来たのでよく廊下に上がるようになってきた。
メスの雫はオスのようながらっぱちの声で鳴き、オスの黒椿はメスのように…いや子猫のような声でかわいらしく鳴く。
真っ白で端正な顔つきの椿はがらっぱちミャーオ。真黒で顎の張り出した獅子顔の椿は細い声でミュー。
何ともちぐはぐな感じ。しかし、それが実に似合っているのだから不思議である。
今年最後の会報の編集が何とか終了した。
あっという間の一年のような気がする。
来年は申年。吾が干支である。
何かいいことでもあると嬉しいが…、さて。
新年を想うには些か早過ぎるが、希望だけは明るく持ちたいものである。
明日は、本年最後の会報の印刷である。
(ヒロ爺)
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冷たい雨が風を凍らせ 朔風が吾が身を切って去る

気温の上がらぬ一日。
昨夜の雨が風を凍らせ、凍った風が地から吹き上げてくる。
これで風に雪が乗ってくれば節季の小雪。
昨日作ったボルシチ、今日の方が旨味が全体になじみ一層に美味く胃の腑に落ちていき、全身を温めてくれる。
それにしても昨日初めて買ってみたタスマニア牛のブロックはなかなか良い味を出してくれる。
大いに気に入った。
外猫の黒椿、さすがに今日は寒いらしく、戸を開けるとすぐに家の中に入ってくる。
椿が占拠した犬小屋は猫用のベッドにフリース毛布を敷いていて、ホカロンを入れてあげているのだが、家に上がった方が温かいことが分かったようだ。
しかし、どうしても定期的に外の見回りに出たくなり一時間ほど寝ると、外へ行くと呼びに来る。
まあ霜柱が一日中融けなくなる頃には家に落ち着くことを覚えるだろう。
今日明日は、毎月の会報の編集で大忙しなのであるが、こんな時に限って、お猫の雫がハイになって大騒ぎしている。
家族というのは人も動物も全く思うようにはいかないものだ。
(ヒロ爺)
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とうとう雨降って来た ボルシチのハフハフ熱々

早朝、一時晴れ間が見えていたが、すぐに曇りだし、三時過ぎには降り出してきた。
風が一段と冷たくなる。
今日は、ボルシチを作る予定でいたので午前中買い物に行ってくる。
タスマニア牛肉というのがあって、このブロック肉がかなり安い。
和牛のビーフシチュ‐用の肉は高いので輸入牛で良いのがないかと見て回っていたら、タスマニア産と大きく書いたブロック肉があった。オーストラリアではなくタスマニアというのは初めて見た。
牛肉コーナーへはあまり行かないので、知らないのは私だけかも知れないが…。
このタスマニアの牛、値段が安いのが気に入った。
それにブロックなので、好きにカットできるのもいい。
これを使ってボルシチを作る。
矢張り寒い時にはこれに限る。
お犬様、鼻をひくひくさせて傍に張り付いているが、玉ねぎ、ニンニクを使っているので食べさせるわけにはいかない。
寸胴にかなりの量作ってあるので、三日ほどは温かさを楽しむとしよう。
(ヒロ爺)
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ヒロ爺

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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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