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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

夏日がやって来た 遅れ咲いた梅一輪慌てて散らす

室内は23℃。外は恐らく25℃にはなっているだろう。
夏日がやって来た。
遅れ咲いた紅梅の一輪、この夏日に驚いて慌てて散らしてしまった。
庭の陽だまりにトカゲが日向ぼっこにやって来る。
庭の住人達もそろそろ活動を始めるのだろう。
明日は雨が降るようだ。隣家の池に蝦蟇が集まって呼びあうのだろう。
お猫様、昨日よりは少し元気になって来たが、まだ様子が思わしくない。
病院へ行ってくる。今日も注射を打たれ些かご機嫌斜めであったが、ご機嫌斜めになるのは少し元気が出てきた証拠。
お犬様が心配になるのか、お猫様の寝ているハンモックを見に何度も出かける。
しかし、お犬様にはハンモックは覗けない。
それでも気配で様子がわかるのか、見に出かける度、納得の顔をする。
家族の一人が具合悪くなると、全員が気持ちが沈む。
明日は元気になってもらいたいものだ。
(ヒロ爺)
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満開への長いプロセスも散り落ちるは一夜の風

昨日まで満開の紅梅がひらひらと舞い落ちていたが、昨日の午後から夜に吹いた風で、朝の陽射しの前には微笑む梅の花はすっかりなくなっていた。昨日の昼間も雪降るように花弁が散っていたが、夜の嵐という程の風ではなかったのにすっかり朝には花弁を散らしていた。
今日は五月の温かさだったそうで、午後の散歩には桜の花が随分と咲いていた。
昨夜、梅の花の散り落ちるのを悲しんだわけではないだろうが、お猫様の元気がない。猫の体調悪化は急激で死に至ることも少なくない。慌てて動物病院へ連れて行く。検査では特別悪いところもなさそうで、注射を打って様子見と言う事になった。
何せご高齢なので、気を付けて見ていてあげねばならない。
そう言えば、昨夜はそろそろ布団を敷く時間だと教えに来なかった。珍しく爆睡していると思ったが、そうではなかったらしい。
お犬様も一緒に病院へ行ったのであるが、お猫様を気遣って静かにしている。
ちゃんと家族している。
明日午前中、もう一度病院へ連れて行かねばならない。大事なければいいが…。
夕食後、お犬様は何時ものタンタランダンスを要求しない。
矢張りお猫様を気遣っているようだ。
(ヒロ爺)
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梅吹雪 山雀が飛来して花弁を啄つい

東京では桜の満開宣言が出た。
吾が庭の紅梅、本日梅吹雪を為している。
少し強い風が吹きつけると梅の花吹雪である。
そんな梅の木に山雀の番が飛んできて、花弁を啄ばんでいる。
様子を見ていると、地面に降り立ち舞い降りてきた花弁を啄々している。
遊んでいるのだろうか。花弁を食べているわけではなく突いているのである。
嘴に飛ばされて舞う花弁が面白いのだろうか。こんな光景、初めて見た。
そんな山雀の様子をお犬様も陽だまりに寝ころんで片目を開けてみていた。
お犬様にも不思議に映ったのだろうか。
3時過ぎにお犬様と午後の散歩に出ると、この地の桜も随分咲いている。
桜前線が猛スピードで北上している。
桜が駆け抜けると今度は躑躅、皐月が花開きやがて夏が来る。
小生、極端な寒暖は嬉しくないが、どちらかと言えば冬の寒さの方が過ごしやすい。
今から夏を思いやっても仕方がないのだが、どうかゆっくりやって来て欲しいものだ。
(ヒロ爺)
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蝦蟇蛙目覚めて恋の季節

隣家の池に蝦蟇の鳴き声が聞こえてきた。
いよいよ蝦蟇の恋の季節である。
我が家の庭に棲む蝦蟇蛙も恋を求めて隣家の池に出かけたのだろうか。
数日前に、お犬様が庭のブロック塀の隅に枯葉を集めている所に鼻を突っ込んでしきりに嗅ぎ回っていたので、もしかしたら枯葉の中に目覚めた蝦蟇がいたのかも知れない。
去年は、毎年やって来て脱皮をしていく大きな青大将は来なかった。車にでも引かれたか、寿命が来て死んでしまったのか。
狭い庭であるが、頑張っていた自然が少しずつ滅んでいくのは寂しい事である。
生き物の臭いがしない庭はお犬様も寂しい事だろう。
庭の主の蝦蟇蛙、頑張って子孫を繋いでもらいたいものだ。
今年は、矢張り暖かいのだろう。紫木蓮がもう咲き始めている。
去年の冬の大雪で、沈丁花が折れて枯れてしまったので、今年は酒場女が夜半に訪れてくれなかった。
その代りではないが、見かけだけは安酒場の年増の厚化粧に似た八重の椿が満開である。
しかし、八重の椿は見かけだけケバケバしいだけで、場末の酒場女の厚化粧のほうが遥かに愛おしい。
こんなことを言うと、また誰かに叱られそうである。
(ヒロ爺)
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桜チラホラと笑顔をつくって春本番

陽だまりに居ると暑すぎる陽気。
昨日今日の暖かさの所為で、あちこちの桜が笑顔をほころばせはじめた。
ゴルフ練習場のそばの桜の木が真っ赤に色づいて、中に一輪、二輪笑顔をほころばせていた。
明日から少し陽気が崩れるようだが、寒さが戻らなかったら咲き始める桜が急に増えるのではないだろうか。
こんな陽気だと、そろそろお犬様を車に留守番させられなくなってくる。
さて、夏の車は危険だと言う事をどう教えたものか。
今日は家でお留守番ね、と声をかけた時に見せる寂しそうな顔を思うと出来るだけ連れて出てやりたいが、さてさてどうしたものか。
日に日に太陽の高さが真上に上がるようになり、回り廊下に陽の射し込みが少なくなって来た。
お犬様と出かけ戻ってきたら、お猫様が見えなくなっていた。
何処に寝場所を変えたのかあちこち探したが見つからない。
まさか外に出る筈はないしと大声で呼ぶも返事無し。返事を返さないのは何時ものことであるが居場所が分からないとご高齢ゆえ心配でならない。
散々探して見つからず諦めかけた時、ハンモックの下に使わない物置になっているハウスと、ガラス戸の狭い隙間にお猫様がのびのび~と寝ていた。陽が高くなったので、午後に陽があたるのはその狭い隙間の所になってしまっていたのである。全く色々な所を見つけて寝ったりをしてくれるものだ。
もう隠れ場所はないと思っていたのにとんだ場所に隠れたものだ。
明日からは少し崩れ始めるようだが、寒さは連れてこないでほしいものだ。
(ヒロ爺)
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春の陽をあびて風に吹かれてうらら

紅梅が雪降るように舞い落ちている。
庭の陽だまりで、お犬様と一緒に日向ぼっこ。
お犬様は小生の足に顎を乗せてウットリ寝ったり。お猫様はハンモック。
昼食後の一時間ほどであったが、春を満喫。
我家の紅梅は薄いピンクで満開になると赤みが抜けてきて、散る頃には白梅に近い白になる。
春の気怠い陽に打たれて落ちてくる白くなった紅梅の花弁は、桜吹雪とは違った華やかさがある。
昨日早咲きの桜を褒めたが、今日の暖かさであちこち桜が咲き始めたのではないだろうか。
人に恐怖を示さなければ、お犬様とのんびり春の陽の中を散歩といきたいところなのであるが、お犬様には無理。
ハンモックのお猫様に声をかけると珍しく降りてきて抱っこされる。
しばし三人で庭で日向ぼっこ。
平和なり、平安なり。
(ヒロ爺)
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白梅すっかり散って 誰にバトンタッチ

朝は結構冷え込んだが、昼にはポカポカ陽気になった。
こんな日は、廊下の陽だまりで座布団枕に寝ったり寝ったりしていたいのだが、今日も気忙しい一日にしてしまった。
何もやっていないのに何でこんなに忙しいのだ、と不思議に思うが、実際忙しいのだ。
そして、こんな忙しい時に限ってゴルフの御誘いがかかり、渋々承知する。
いざ承知してしまうと、練習もせずコースに出るわけにもいかない。それでまたまた練習の予定を組んでしまう。
家を出たり入ったりしている小生をお猫様が見て、「お前も歳なんだから少しは静かに落ち着いていろニャ」という。
その通りだ。
50歳になったら何もやらない人生にするのだ、とこの地にやって来たのであったが、何もやらないどころかやる事を増やしているようである。
しかし、頻繁に出かけ、周りを見渡していると、木蓮の花が咲いていたり、桜の花が咲いていたりと狭い庭だけの四季ではない、もっと広い季節を褒める事が出来る。
明日も忙しい一日になるのだろうか。
のんびりしたいものと思っている尻から、そろそろお犬様にシャンプーをしなければ、と思っている自分が嫌になる。
愚痴が出るのは、平安な証拠だとか。
そう、本日の平安なり。
(ヒロ爺)
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寒波と強風で白梅の花散り落ちて

寒波の戻りで、梅の花が少し長持ちするかなと思ったら、強風が吹いて白梅の殆どが散ってしまった。
梅の木の下は、白い花畳が敷かれたようである。
花畳の眺めはなかなか良いが、冷たい強風で陽だまりも寒くて花畳を褒めている気分にならない。
お犬様も庭に出たがらないし、お猫様も陽だまりのハンモックから降りようとしない。
このところやけに毎日忙しい。大したことをやってはいないのだが、一日が忙しなく過ぎていく。
精神衛生上、非常に好ましくない状態である。
今日も、午後から少し昼寝でもしてやろうと思ったが、炬燵に横になった途端急に用を思い付いたりして、結局昼寝は出来なかった。急な用とは言っても、それほど重大なことではないのだが、思い出してしまったら後で、という事が出来ない性分なのでどうしても立ったり座ったりしてしまう。結局何もしないうちに気疲れが積ってガックリと言うありさまである。
これはもう、貧乏性と言うしかないだろう。
(ヒロ爺)
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戻り寒波 春のうららをクラッシュ

午前中の春うららの陽気が、午後には一変。
寒波がやって来て春をクラッシュしてしまった。
陽だまりのハンモックに春うららしていたお猫様も、午後の寒波に魂消て炬燵に駆け込み、スイッチを入れろと大声を出す。
3時過ぎ、今にも雨が落ちそうになったので、慌ててお犬様を午後の散歩に連れて行く。
突然の寒さにお犬様、ショートカットのお散歩にしてしまう。
もう花を咲かせようとしている桜を散歩中に何本か見かけたが、こんな寒さがやって来たのでは頬が引きつって笑う事も出来ないだろう。
明日は、北の日本海側は雪になるという。
身体がやっと和らいできたのに、急に縮みあがって心臓発作でも起こしかねない。
老人には要注意な陽気である。
春の陽気にのんびりとしようと思っていたのであるが、毎日毎日やらねばならない事が追いかけてくる。
これでは走りながら行き倒れて死暮れと言う事になってしまう。
一寸だけのんびりさせてほしいものだ。
(ヒロ爺)
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車の屋根にスギ花粉積って春うらら

午後の陽をあびてお犬様と日向ぼっこ。
ジッとしていると暑いほどだ。
時々吹いてくる風が気持ちが良い。
梅の花がハラハラハラハラ絶え間なく散っている。
風に吹かれた花弁が車の屋根に一枚降り下りた。
ああ良いなと眺めていたら、車の屋根がやけに埃っぽい。
行ってみると屋根が真っ黄色になる程花粉が積っていた。
隣家の子供達が花粉症で外に出られないと言っていたが、こんなに積る程風に吹かれているのであれば外に出られるわけはないだろう。可哀そうなことだ。
お犬様がクシュンクシュンと花を鳴らしている。
ウ~ンッ、花粉症?
イヤイヤ積み上げた枯葉枯草に鼻を突っ込んだのである。
そりゃあ自業自得とお猫様ハンモックから見下ろして笑っている。
春うらら。我が家は平安。
(ヒロ爺)
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風吹いて 梅の木花畳つくる

満開だった白梅の半分が散ってしまった。
今日が満開の紅梅、風が吹くと花弁を散らせ始めた。
白梅の根元には花畳が。
明日は紅梅の木の回りは花畳が敷かれるだろう。
お犬様、今日は妙に感傷的に梅の花弁の散ってくるのを見上げていた。
午後になり青空が広がり、庭の陽だまりにお犬様は寝そべっている。
今日から、4月19日の立川LaLaLaでの公演のための稽古を始めた。
久しぶりに小林の舞をみた。オフに色々な舞踊、舞踏をみて研究するように言っておいた成果が少しみられ、表現スケールがゆったり大きくなって来ていた。これで詩文の解釈の感覚が磨かれて来ればさらに伸びるだろうと思う。楽しみなことである。明日も午前中稽古。宿題に課したイメージ創りが進めば、また良くなるだろう。
朗読の声を出すのも久しぶりだったので、些か息が上がり気味。少し体力をつけなければ。
三日ほど前から万歩計をズボンのポケットにセットして歩数を見ているが、日常の動きだけでは万歩の半分にも届かない。少し歩いて肺に溜まるっ空気の量を増やさなければ。
(ヒロ爺)
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風吹けば白梅の花弁ひとひらふたひらと降り落ちて

花の香は散り始めが一番高く声するのだろうか。
今日は白梅の下に近づくと「私ってどう?」と大声で呼ばれたかのような香が降り落ちてきた。
満開の白梅を見上げると、吹いてきた風に散った花弁がひとひら、ふたひらと舞い降りてきた。
思わず、春だな、と声が出てしまった。
今朝、辺りが明るくなって来たと思ったら、いきなり雲雀が高音を張りながら天空に駆け昇って行った。
まだ確り日の出がないのにもう雲雀が飛び立つとは魂消てしまった。
これも春だからなのだろう。
庭の八重の椿、一年中花をつけているようなのだが、よく幹が痩せないものだと感心する。
何かやけに明るい感じがして椿に目をやると、梅の花に対抗するかのように木全体に花を開かせていた。
綺麗と思う前に、これが散ったら片付けが大変だなと思ってしまった。
椿には悪いと思うが、どうも今一つ八重の花は好きになれない。
そんなに厚化粧をしなくても…と思ってしまうのは私だけだろうか。
お猫様もお犬様も、この事には全く無関心である。
しかし、二人とも熟女だからあまり大きな声で厚化粧などとは言う訳にもいかないな。
(ヒロ爺)
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小雨降る中 チューイと小鳥やって来る

霧雨の積って梅の花弁、力尽きて枝から離れていく。
雨の日には決まって小鳥達がやって来てくれるが、小鳥達がとまるのは紅梅の方。
白梅の枝にとまるのは鵯か尾長位である。
何でだろう。
電線に何時も番でやって来る鳩が、今日は一羽だけ。雨の所為もあって何となく寂しげに見える。
雨が降ると、お犬様は外に出たくないことをアピールするかのように普段はめったに入らない室内のハウスに隠れるように丸まっている。
お散歩行ってこようか、と声をかけても目線をチラリと向けるだけで、何時ものように「行こう行こう」とタンタランのステップを踏むこともない。
雨嫌いのすっかりすっかり座敷お犬様になってしまった。
ノンビリしようと思っているが、毎日毎日忙しなくやる事が出て来て全く落ち着かない。
何だか小生の人生は、何時も何時も尻に火が着いて走り回っているようだ。
三日ほど何もしないで寝ていようと思うが、その後が怖くて、毎日程々に忙しく走ることになる。
死んだらいくらでも眠れるさ、と強がりを言えるのは若い人達だけ。
歳をとってくると、今ゆっくり眠りたい。
ぼやきがついて出るのは平和な証拠だそうな。
(ヒロ爺)
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白梅ハラリハラリ 甘い香もハラリ

気温が高すぎるせいなのか、咲いたと思った白梅がもう散り始めた。
何時もはもっと長い期間、梅の花を褒めていられるのに、寂しい事だ。
だがもっと嬉しくない事は、雑草達の元気すぎること。
少し伸びて来たものだけと毟り始めたら、限が無くなって来た。
まあ、早いうちに毟った方がと本気モードで始めたのは良いけれど、今頃になって腰が痛みだした。
草むしり程腰に負担をかけるものはないのだが、今季最初の草むしりに興奮した訳ではないが、夢中になり過ぎてしまった。
これから年の暮れまで雑草達との追いかけっこなのだから、ボチボチといかなければ。
草むしりを始めると、一緒に庭に出ていたお犬様は家に入ると言い出す。
お猫様はハンモックから見下ろして寝ったりが一番と言う。
冷たい奴等、と言いたいが彼女たちに草むしりが出来るわけでもない。
春よ、勝手ながらもう少しソロリソロリと進んでくれないか。
(ヒロ爺)
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いきなりの初夏の陽気 ただ寝るしかない

いきなりの初夏の陽気に、冬モードの体はぐったり。
今日はもう、ただただ寝るしかなかった午後。
寝ったりは小生だけかと思いきやお猫様もお犬様も無防備に腹を見せて寝ったり寝ったり。
寝ながら思った。
この夏はどう過ごすのだろうか、と。
夏を思うのは少し早かろうと思っていたら、友人のフェイスブックに筍あったぞー、の記事。
春一番が吹かないで、夏がいきなりやって来るようだ。
さてこの夏は・・・、なんて考えるのは年寄りのせっかちと言うものだろうか。
(ヒロ爺)
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花曇り空に高く雲雀の声 姿はなく

梅の花が満開になった。
その所為ではないが、ボッ~と暖かい風が流れ明日は桜かと期待しそうになる。
気怠くなるほど気温は高くないのであるが、天は花曇りでつい眠りたくなってしまう。
お猫様は朝から陽射しはなくてもハンモックの中に居る。
お犬様のブラッシングを終えて、庭椅子に腰かけていると花曇りの天高くから雲雀の声が降って来た。
よくとおる声で、雲雀の声を聞いていると何か急かされるような気がすのは小生だけだろうか。
お犬様と午後の散歩に出たら、辛夷の花芽が大きく膨らんでおり、今週来るという夏日和で咲き始めるかもしれない。
桜の花芽も随分と膨らんできた。
花芽の丸い膨らみをよく見ると、機が来たらパンと音を立てて弾けてやろうと待ち構えているように見える。
散歩から戻り庭の梅を再び褒める。
梅の香はと期待したが椅子の所までは漂ってきてくれない。
退屈過ぎて、瞼が閉じてくる。
本日も平安なり。
(ヒロ爺)
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澱んだ空に梅の香の姿麗しく

一日どんよりとした曇り空。
午前中は風もなく、気分の落ち込みそうになった所に、ひっそりと静かに梅の香が姿を現してくれた。
梅の香に誘われて見上げれば花の麗しく微笑んでくれた。
梅の香は、花に鼻を近づけて嗅いでみてもなかなか良い香りの姿を見せてくれない。
ところが何も意識せず木の下を通り過ぎる時、空気を押し分けたわが身の動きが過ぎようとするとき、ふうっと甘やかな香が降ってくる。不意打ちを食らったように、はっとなって見上げるとそこに微笑みがある。
こんなことを呟いていると、お前は平安人かと言われそうであるが、実際梅の香の姿と言うのはそんなかそけき風情を持っている。
梅の花はようように真っ盛りとなった。
天気が澱んでいるのでお猫様は一日中炬燵。
お犬様は足元にべったり張り付いて離れない。お外、行こうと誘う訳でもなく、何となく人恋しい陽気だったのだろう。
(ヒロ爺)
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お犬様 香りのシャンプーに大満足

今日はお犬様を朗読舞の稽古に連れて行った。
初日のミーティングだけだったので、一時間程度の車お留守番。
フロントガラスから稽古場の中が見えるので安心してこちらを見ていた。
稽古から帰って、シャンプーをしてやる。
前回はフワフワ毛のシャンプー剤だったので、今日は香りのシャンプーにした。
お犬様もシャンプーの後のフワフワ毛が気持ちいいのか、ドライヤーが終わると部屋の中でしきりにタンタランダンスをする。お犬様が大きく動く度に良い匂いが辺りに広がる。
お猫様が炬燵から出て来て、お犬様の全身を嗅ぎまわっていた。
耳ちゃんもシャンプーする、と声をかけたら一目散にキャットポールのてっぺんに駆け上ってしまった。
最近はお猫様のシャンプーはほとんどしなくなった。
毎日ブラッシングの後に堅く絞ったタオルで拭いているだけで大丈夫なようだ。
もう十七~十八歳ぐらいだから無理にシャンプーをすることもないだろうと思っている。
臭いが強くなったり皮膚病でもできたら別であるが。
今の所毛艶も良好である。
自分のシャンプーは嫌いでもお犬様のシャンプーは嫌いではないらしい。
全身を嗅ぎまわり、スリスリするのだから香りは嫌いではないのだろう。
今日も我が家は平和なり。
(ヒロ爺)
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風が一休みしたら白梅の香静かに

梅の香は、枝を一つ花瓶にさして部屋に置いておくと、人が動く度に静かに匂いが流れ気持ちをホッコリとさせてくれる。満開になった梅の木の下に見上げていたら、風が一瞬止んで甘くほっこりとした香が上から降りてきた。
至福の一瞬である。
梅の香を褒められて気分は満足。
不思議なことに毎日やって来るメジロは、あまり白梅の木にとまらない。薄紅梅の木の方が好きなようである。
花をツイツイするのも紅梅が良いらしい。蜜の味が違うのか知らん。
ほっこりとした陽気に浮かれたのか、足の痛みが無くなった所為なのか、今日は一日ご機嫌で一人タンタランを愉しんでいた。足がまた痛くなるよ、と声をかけても、その時には止めるが直ぐにステップを踏み出す。
お猫様は陽のあたるハンモックに寝ったり。
啓蟄が過ぎたので、誰かが顔を出すかなと思ったが、昨日、一昨日が戻り寒波だった所為で今日は顔を見せなかった。
変わりに雑草を抜いてやった。
春分が過ぎると本格的な草戦争となる。
夕食には、我が庭最後の蕗の薹をパスタに炒めて褒める。大蒜、ベーコン、粒胡椒、玉ねぎ、そして少し多めの蕗の薹でシンプルなパスタに。なかなか嬉しい味であった。
平和なり、我が家。
(ヒロ爺)
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白梅満開 紅梅二分咲き メジロ花をツイ

メジロが梅の花の蜜を吸うのだという話を何処かで読んだ。
今日は春春の春の陽気。
白梅は満開になった。
満開の白梅にメジロが二羽やって来て、花をツイツイしている。
お犬様もすっかり足の具合が良くなり(本調子ではないはず)、庭に出てタンタランダンスをせがむ。
お犬様の大喜びで歯をむき出す顔を見て、大笑いしていると見る人はいないだろう。牙をむき出してよくとおる声(テノール?)でウォン、ウォン、クヮン、クヮンを見たら逃げ出してしまうだろう。
しかし、本人は大喜びを表す笑顔で、短く太い尻尾をこれ以上振れないほどブンブンしている。
お猫様がハンモックから庭を見下ろし「おい犬!お前いい加減にしろニャー」と心配しているのか、馬鹿にしているのかミュート声している。
メジロ、お犬様、お猫様を陽だまりの椅子に座って眺めていると春はうらら、である。
本日太平。
(ヒロ爺)
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あの日の今日 お猫様ご主人を見捨て

今年も3.11・がやってきた。
4回目。
ギックリ腰で立つ事も出来なかった小生、ぐらっと来た瞬間お猫様を抱いて「大丈夫」と声をかけた。
最初は小生の腕の中に抱かれていたが、余りの長さの大きな揺れに「これは逃げねば!」と感じたに違いない。
小生の腕の中を逃れ何処かへ行ってしまった。
身動きのならない小生揺れる天井を見上げて「これで終わりだな」と冷静に思っていた。
揺れが終わり、杖を片手にやっとこ立ち上がり、家の中を点検して回ったが大きな揺れだったにもかかわらず、鴨居に立てかけておいた絵が落ちただけで、箪笥も本棚も食器棚も無事であった。
鍵のかけてなかった戸は全て大きく開いていた。
お猫様はパニックで外に出てしまったなと思い、「耳ちゃん」と大声を上げると回り廊下の上に作ってある棚の上からミューと返事をくれた。それからは火の気が全くなくなった部屋にお猫様と毛布にくるまって奥様の帰りをひたすら待ったのだった。
お犬様はその時、竹藪の穴のようなところに恐怖に震えて隠れていたようだ。
うっかり出て行くとまた人に虐められると思ってか、地震後一週間ほど姿を見せなかったという。
お犬様を保護できたのは5月初め。我が家に引き取ったのは5月末。
今はすっかりお座敷お犬様となって肥満体。
被災地の復興の様を見ていると、勝手な欲ばかりが目立っていて順調とは言えない。
何か事が起こる度、自分だけ利を得ようと言う者の何と多い事かとあきれてしまう。
人間はひたすら滅亡に向かって走っている、とは小説の中の話だけではないようである。
お犬様の足は随分と良くなり、痛みもないのかタンタランダンスをしようと言う。
しかし、まだ暫くはダンスはお預け。
我が家は本日も平安なり。
(ヒロ爺)
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家を揺らすは春の野分か来鳥もなく

春の野分、なんて言葉があるのか。
春の嵐と表現するよりも野分の方がピッタリくるような荒れ方である。
朝から風は強かったが、午後にはますます強まり、夕方からは正しく野分と呼びたい強風になった。
今も断続的に突風が吹き、家の屋根が持って行かれるのではないかと心配になる程である。
薬が効いて来たのか、今日はお犬様の足がだいぶ良く生って来た。
ジッとしていると痛みは殆どないらしく、ついつい忘れ小生の動きに反応して急に立ち上がって腰砕けの様に腹這ってしまう。
午後3時からの散歩にもそろそろだよと呼びに来る。
じゃあ行こうか、と声すると突然ダッシュしようとするのを慌てて抑え、そろそろと抱っこして庭に出してやる。
お散歩も最初は快調に歩くのだが、少し行くと矢張り痛みがぶり返してくるようである。
足の痛みはそんなにすぐに治るわけではないので気長に見てやらなければならないだろう。
今日はお猫様が頻繁にやって来てお犬様をスンスンと嗅ぎまわることをしなくなったので、少し回復してきたと言う事なのだろう。
誰かが具合が悪いと皆で心配する。
家族することの安心を教えてくれる。
(ヒロ爺)
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雨に打たれて梅の花声もなく

早朝の散歩で、お犬様突然に前足を捻挫する。
全く歩こうとせず、仕方なく抱っこして家に帰る。
17キロを抱っこして20分歩くのは容易ではない。
何度休んだろうか。
一度抱っこすると、お犬様全く歩くことをしなくなってしまう。
病院のオープンを待ち兼ね連れて行く。
骨などに異常はないので取り敢えず痛み止めの注射を打ち薬を貰ってきた。
一日雨降りだったこともあって、一日動かず寝ったりしていた。
具合が悪いことが分かるのだろう、お猫様が納戸の炬燵から出て来てお犬様の顔をスンスンと嗅いでいく。
お猫様の様子を見ていると、ああ皆家族してるなとホッとする。
お犬様が寝たきりなので、遠慮しているのかお猫様今日は膝の上にやって来ない。
どんな基準で何を遠慮するのか、何とも微笑ましい気持ちにさせられる。
お犬様、長引かない事を願うばかりである。
(ヒロ爺)
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雨降る中を小鳥達賑やかに来庭

大降りはなかったが一日小雨の降ったり止んだり。
雲は低く垂れこみ早朝からカラスが天空を飛び回っている。
気分の沈み込んでしまう陽気であったが、午前9時過ぎ頃から、野鳥達が入れ代わり立ち代わりやって来て、色々な声を聞かせてくれた。日差し強く晴れわたった日であると、こんなに小鳥達がやって来ると、ハンモックに寝ているお猫様は若い頃の様に右へ行ったり左へ行ったりと忙しなく身構えをつくっていたが、今は小鳥の声が変わる度目を開け首を伸ばすだけになってしまった。お蔭で、小生はゆっくり小鳥の声を褒める事が出来る。
お犬様は廊下に陽射しがないので、フカフカフリース毛布を敷いた室内のハウスに丸まって寝ったり。
エネルギーを消費しない様にひたすら寝ったりの野生化している。
明日も陽の燦々とさす一日ではないようである。
寒波が戻ってくる…?
白梅がやっと6分咲きほどになったのに…。
(ヒロ爺)
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春の声は雨とともに行ったり来たり

狭い庭の大自然は蕗の薹が花を咲かせたことを見てすっかり春の準備をし終えたようだ。
昨夜からの雨の所為なのだろう、気温は低いのにナメクジが何処から湧いて出たのか犬小屋の屋根を這っていた。
未だ木々や草々は芽吹いていないのにこいつはどうする心算だ、と余計な事を思ってしまった。
全長3センチ程の大きなナメクジなので何処かで越冬していたものなのだろうか。ナメクジの生態など今まで考えたこともなかったので、咄嗟に調べようもない。
小生の人生70年の中で、普通の人に比べれば随分と色々なものや事を見聞き、体験、勉強をしてきた自負はあるが、まさかナメクジの生態を思って見るなど考えもしなかった。
随分と下らない雑学をしたが、ナメクジの生態までは手が伸びなかった。
以前だと、こんな風に疑問のひらめきがあると本屋めぐりをし、それを愉しんだものであったが、田舎に越してくると気軽に本屋へ行くと言う訳にはいかない。近所の本屋には今の売れ筋本しか置いていないのである。
どうしても調べる必要のあることは、ネットを利用するのであるが、ナメクジの生態をネット検索するのは妙に躊躇われる。我ながら不思議である。
雨模様の天気だったのでお猫様、お犬様は今日も炬燵に寝ったり。
(ヒロ爺)
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陽射しはあれど 風は冬戻り 雀来る

日中の陽射しは春であったが、風は冬に逆戻り。
朝から編集作業で、日中の日向ぼっこが出来なく、夕方お犬様と散歩に出たら風の何と冷たい事か。
お犬様は用達もそこそこに家に帰ろうと言う。
家と外との気温差が大きすぎる。
それを知ってか、お猫様は散歩未だだよと言って炬燵を出ることが無かった。
明日は雨になるらしい。
ようように咲いた白梅が可哀そう。
紅梅の方はチラリホラリの開花だから見ていてもそれ程寒々しさはないが、老木の白梅は矢張り哀れに見える。
まさか梅の老木に己が身を映しているわけでもあるまいが…。
一日でも暖かな日を過ごすと、寒さが一層に堪える。
(ヒロ爺)
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陽射しほっこりなれど虫戸を開かず

日中の日差しはほっこりと春ではあるが、庭の虫達は未だ戸を開いてくれない。
明日は啓蟄であったと思うが、寒さが戻ってくる気配。
虫達はまだまだ巣籠りを解かないだろう。
お猫様ハンモック、お犬様は廊下の陽だまりに寝ったり寝ったり。
小生は明日中に仕上げねばならない会報の編集にねじり鉢巻き。
一緒になって寝ったりをしたかったのだが今日はパス。
ページの帳尻合わせの原稿枚数を数えねば。
今夜中にあらかた仕上げておかないと、と思っているがどうなるやら。
ハンモックへの陽が陰ると、お猫様炬燵に行かず小生の膝で寝るのだという。
お猫様がやって来ると、お犬様もくっついてきて足元にドタリと寝そべってしまう。
窮屈な体制でパソコンに向かっていると途端眠くなる。
チョイの間寝ったりを偸むか。
(ヒロ爺)
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下手糞にケキョと鳴いても春は笑顔

朝は寒かったが、9時すぎから気温はぐんぐん上がり、昼にはほっこりほっこりの春の陽気。
時々やって来ていた鶯が梅の木に飛んでくると下手糞な声でケキョと鳴く。
しかし、その声に促されたのか白梅が全体にわたって開花してきた。
季節には季節の鳥がいて虫がいて。
こんな陽気だとトカゲが出てくるのではないかと椅子に腰かけジッ目を凝らしてと待っていたが、流石にまだ早いようである。
躑躅の枝に産み付けて行ったカマキリの卵巣は、当然ではあるが未だ動き出す気配はない。
久しぶりの快晴でポカポカ陽気なのにお猫様は炬燵から出てこない。
具合でも悪いのかと抱き起して確かめると、超迷惑そうな顔をする。
陽だまりのハンモックに連れて行ったが、直ぐに降りて炬燵に入り込んでしまった。
今日は余程眠い日なのだろう。
明日もほっこり春の陽気なのだろうか。
(ヒロ爺)
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飾り雛も凍る風の吹いて笑み消えて

朝から凍った風が吹き、冷たい一日であった。
今日はひな祭りであったが、笑顔する雛人形も辛かったであろう。
午後、人に会う用があって石岡旧市街に出かけて来た。
石岡雛祭が行われて、多くの商店には雛飾りが施されている筈なのに、本当に雛祭が行われているの、と首をかしげる程通りには雛飾りの気配や人も出ていない。
これか陽気が寒いから、平日だから、と言う訳ではないだろう。
ふる里興しに関してとの事であったのであるが、物まね&他力本願のような話で積極的に協力したい話ではなかった。
肝心の雛祭の当日がまばら以下の人通りが現実であれば、物まね以上の発想が無くて当然と言えば当然である。
とはいえ、何かをしなくてはと言う思いには、許す限りの協力は惜しむものではない。
桃の節句と言えばほっこりの日差しを思ってしまうが、この街の雛祭の様に寒々しい一日であった。
明日は一転、午後からは春真っ盛りの陽気がやって来るという。
体調を崩さぬようにせねば。
(ヒロ爺)
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よく晴れて春のお日和 紅白の梅笑う

穏やかなり小さな春。
蕗の薹は花を見せ始め、紅白の梅はまだ細やかな数であるがほっこりと笑みを見せている。
水仙が今にも咲くそうなほどに背伸びして蕾ほっこり。
草木萌え動く候とは言うが当にその通りである。
お猫様もお犬様も廊下の陽だまりに寝ったり。
今日はそれが一番、終日寝ったり寝ったりかな。
この陽気が続いてほしいがどうやら無理なようだ。三寒四温だから仕方がないか。
間もなく啓蟄であるが、今日のホッコリとした陽気にミミズが土から出て来て這っていた。
躑躅にカマキリが卵を産み付け、ゴルフボール大の巣をつくっている。
暖かくなったら、マシュマロのような巣からわんさかカマキリ小僧が生まれ出てくるに違いない。
その頃には今年も蜥蜴の子が生まれ運動会をしてくれるだろう。
早く厚ぼったい上着を脱ぎたいものだ。
(ヒロ爺)
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ヒロ爺

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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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