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常世の風に吹かれて呟いて…

常世の国に迷い込んだヒロ爺が、日々の風に吹かれて呟きを舞う

日差しは温み庭は泥んこ

今日も一日穏やかな陽気。
朝の霜柱も昼前にはすっかり融けて、地面はグチャグチャ。それでもお犬様は泥んこの中でタンタランダンス。
お猫様は、足が汚れるのが嫌で外に出ようとしない。出ても踏み石の所以外には行かない。
お猫様が、家に入るとお犬様はそれに倣って自分も入ろうとする。
おいおい、冗談じゃない。さっき掃除をしたばかりだろう。
お犬様は、自分で泥んこの中を歩くのは良いのだが、家に上がるために足を洗われるのが大嫌い。
梅の蕾がまた少し膨らんできた。ピンクの量が広がってきたようだ。
梅の蕾はみるみる膨らんでくるのが分かるが、蕗の薹はなかなか大きくならない。もしかしたら、大きくなるとすぐに摘み取られてしまうことを恐れているのだろうか。
二、三日暖かい日が続くようだ。早く蕗の薹を刻み込んだ味噌汁を褒めたいものだ。
(ヒロ爺)
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梅の蕾もう一回り膨らんで

今日も暖かい一日。
庭の梅の蕾、昨日よりも一回り膨らんできたようである。蕾の赤みが昨日より明るさを増していた。
夜になって冷え込んできたようであるが、梅の蕾も少し萎んでいるのだろうか。
昨日の散歩でお犬様、すれ違った人の動きに驚きパニック状態になったのであるが、その時に痛めていた左後足の膝がまた悪化して、ビッコをひくようになった。それで、午後病院に連れて行き、注射を打ってきた。その所為か今は随分とある気がスムーズになり、短い時間であったが二人でタンタランダンスをしていたらお猫様から馬鹿二人が…という顔をされた。しかし、このお猫様の軽蔑するような顔つきは、自分も遊んで欲しいという焼きもちの表情なのだ。だが気位の高いお猫様は、その場でおいでと言っても決してそばには寄ってこない。だからと言って声をかけないとヒステリーを起こす。うまくタイミングを見計らって声をかけてやらなければならない。
夫々性格が違い、面倒な二人ではあるが、この面倒が無くなるとボケが早まってしまうのだろうな。
(ヒロ爺)
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一度の気温が春に三歩近づけて

今日は寒さも穏やかな一日となった。
お犬様の足が泥んこまみれになるのをぼやきながら、庭の梅の木を見上げたら、蕾が膨らみピンク色に染まりはじめていた。昨日はそれほどでもなかったのだが、今日の穏やかな暖かさが春へ三歩近づけてくれた。
昨日は蕗の薹の膨らみを発見し、今日は梅の蕾の膨らみを見つけた。
に三日暖かさが続くようだが、また寒さがぶり返してくるだろう。
三寒四温で確実に春を隣に引き付けて、梅が咲き、名の花が咲き、桜が咲いていくのだろう。
散歩に出たら、他家の庭先の蝋梅の花が強い香りを放っていた。蝋梅の花と言うと小生はどうしても便所花だと思ってしまう。老害が咲きだすと、必ず便所に生けられたものである。それ程蝋梅の花の香は強く、他の臭いを打ち負かしてくれるのだ。でも、今の水洗便所では、蝋梅の香は強すぎるだろう。
蝋梅の花を見てトイレを想像するなど些か無粋かな。いや、歳なのだ。
(ヒロ爺)
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泥んこになった庭に春がちょっとだけ伸びた

昨日は千葉方面に大雪が降ったようだが、この地域は全く雪が降らなかった。
今日も朝から比較的暖かく、霜柱の林が出来なかった。
庭の残雪もすっかり融け、霜柱も午後にはすっかり融けてしまった。そのお蔭で、庭中が泥んこになってしまった。お犬様が、一緒に庭に出て大騒ぎをしたのであったが、足、腹が泥だらけで洗うのが大変であった。
お猫様はと言うと一緒に庭には出たが、泥んこの地面が嫌で、一歩も踏み出さないで部屋に入ってしまった。
泥んこの庭を、少し追いかけっこをしたのであったが、固く小さな蕗の薹の頭が、少しふっくらと丸みを帯びていた。まだまだ寒いが、蕗の薹のふっくらを見ていると、矢張り春はもう隣に来たなと感じられる。
(ヒロ爺)
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春隣りとは言うけれど寒波は動かず

一年で一番寒い季節である。
水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)の候であり、暑く張った氷を割ってワカサギ釣りの始まる時期でもある。
ワカサギの天婦羅を喰うと春はもう隣と感じるものであるが、糖尿でインスリン注射の管理をしている身であれば、近年天婦羅とはご無沙汰である。その所為でもないだろうが、この寒さを春隣りと感じることが難しくなってきた。理屈ではこの寒さが来れば、春はもう隣だと言っても間違いはないのだが…。
お猫様のように、炬燵が不要になるまでは冬ですよ、と思っていたい。
明日あたりからは、そろそろ仕事をはじめないと尻に火が点いてしまう。
今夜は最後ののんびりをしよう。
(ヒロ爺)
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木枯らし窓を激しく叩く 三人は炬燵に丸くなる

夕方近くから風が強く吹き始める。
洗濯物を取り込みながら、お猫様、お犬様に「庭に出る?」と声をかけたが、お猫様は炬燵から出てこないし、お犬様もちょっと庭に降り始めたが、強い風が吹いてきた途端クルリと向きを変えて家の中に。
今日、明日は何もしないでゴロゴロしていようと決めているので、チマチマ貧乏臭く原稿の作業をすることを止めにした。
炬燵にスッポリともぐりこみ、足元にお猫さんが寝ころび、背中にはお犬様がピッタリと張り付いている。
お犬様は、昨日シャンプーをしたばかりなので、動く度に良い匂いがする。
お犬様に「タンタランしようか」と声をかけるが無視される。「マムマムは?」と言ってみるがこれにも無視。
「いいよ、もう愛々ちゃんには何にもしてあげない!」
するとお犬様は「今は何もしていらない。静かに昼寝しよう」と言う。
それで、猫なで声を出して「耳ちゃん」と呼ぶが、お猫様も無視。
仕方ないもう一眠りするか。
こうして一日が終わります。
(ヒロ爺)
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お犬様 湯船につかり温泉気分

今日はお犬様にシャンプーをしてあげる。
風呂場にベビーバスを持ち込んで、湯を張り「どうぞ」というとザブンと飛び込むように入ると、腹這ってぬくぬくとご満悦顔。
保護してきた翌日に、先ずはシャンプーをしてあげた時とは大違いである。その時は何をされるのかとビクビク怯えていたのであるが、今は温泉湯治の気分である。
暖かい湯船につかっていると、具合の悪い左後ろ足の関節が癒されるのか、放っておくと何時までも湯船に寝そべっている。暮れに高級シャンプーとリンスを買ってきたのでそれで綺麗に洗ってやる。リンスも高級な香りがする。
最近はペットの濡れ毛拭き用の、吸水性の高いタオルが売っており、それで拭くとドライヤーの時間が三分の一程度に短縮される。
シャンプーの終わったお犬様、縁側の陽だまりに長々と伸びて寝てしまった。長々と伸びているお犬様を、お猫様がやって来てクンクンと匂いを嗅いでいる。
「耳ちゃんもシャンプーしようか」と声をかけたら、「間に合ってる!」とハンモックに逃げ去ってしまった。
今お犬様が、部屋の中をうろうろ歩いているが、実に良い匂いがする。値段だけのことはあるなと感心している。
(ヒロ爺)
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斑に雪の融けて蕗の薹小さく頭を出す

庭の雪が日陰を除きほぼ無くなってきた。
雪の融けて、枯葉の隙間から蕗の薹の頭が小さく出てきていた。未だ摘んで味噌汁に散らすことは出来ないが、もう少し暖かい日が続いたら、摘んで汁の具にできそうである。
蕗味噌も早く食べたい。
今日はもう木曜日である。
今週は、月曜に東京に出かけてきて、嬉しい春一番をもらって帰って来たのであるが、その後がいけない。
早速にやらなければならないことがあるのに、一向に始める気分にならない。
どうしたことか…。
今日も日中のほぼ全部の時間、炬燵にごろ寝していた。炬燵内の足元にはお猫様が、寝ころんでいる小生の背中に張り付くようにお犬様が。
一体どうしてしまったのだろうか。しかし、未だ木曜日だ。締切があるわけではないので、やる気になるまでゴロゴロしているか。
吾が天下は平安、太平。
(ヒロ爺)
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ふきのとうはなさく候 だが残雪に華も隠れて

夕方から少し冷え込んできた。今夜から明日の明け方までに雪が降るかもしれないという。
庭の雪がまだ消えず、蕗の薹の出る辺りをすっぽりと覆っている。お犬様が、カリカリと雪を食んでいるがそんなんで融けてなくなるものではない。蕗の薹を味噌汁に刻み込んで春の一番をきくのはまだ先になりそうである。
色々やることがあるのだけれど、なかなかやるぞという気持ちが湧いてこない。どうもお猫様、お犬様とひねもす炬燵にゴロゴロしている所為であろう。だが、このように怠惰にしていないとひらめきを摑まえることができない、と言い聞かせてみるが言い訳に過ぎない。
ゴロゴロとゴロゴロと猩々の酔い心地を想う。
(ヒロ爺)
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雪の予報あれど風は春の温み

雪が降るだろうという予報だったので、寒い一日だと思っていたが、春の温みを思わせる風が吹き、昼近くには陽も射してきた。
午後陽が出てきたのでお犬様にブラッシングをして、一遊びしようかと思ったら、地面がぬかるんでいるから遊ばない、という。そして早々と家に入るから足を洗ってくれと言う。お猫様も、ぬかるんだ地面が嫌なのか外に出ると言わない。君たちは本当にお猫様お犬様かと言ってみるが、知らん振りして炬燵に隠れてしまった。
今日は、朝早くお犬様の散歩に出たので長々と昼寝をしてしまい、予定していた用が全くできていない。できていないというか、やる気もなく唯々眠い。何故かと考えてみたら昨日、東京に出かけてきて疲れが残っているのだ。
今日は、もう何もせず早く寝ることにしよう。
(ヒロ爺)
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ちょっと早い春一番が愉快愉快と言って流れて

今日はことば座東京公演の打ち合わせで出かけてきた。
伊藤道郎の最後の弟子、ともいえるパントマイムのヨネヤマママコさんへの正式な出演要請と出演内容の打ち合わせであった。
ママコさんからは快諾を頂き、脚本上の立ち位置などについて話を進めてきた。
伊藤道郎とホルスト作曲の日本組曲などについて話を進めている中で、音楽監督をつとめてくれるクラリネット奏者の橋爪さんと、4月7日・第一日曜日にギター文化館で行う「里山と風の音コンサート」にサプライズの友情出演を頂くことになった。
明日は、雪がちらつくようであるが、今日は愉快な春一番が吹いてくれた。
ママコさんの出演いただける舞台の内容については追い追い紹介していこうと思う。

一日留守にしていて、9時過ぎに帰って来たのであるが、お猫様もお犬様も冷たいそぶりである。
いいよ、いいよ。俺だって今日は良いことがあったんだから、相手をしてくれなくても平気さ、と悪態をついてやる。それでも二人は知らん振りして炬燵に寝ている。
(ヒロ爺)
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愉しむことに夢中しようと風が呟いた

今日は美浦村へ、縄文の森コンサートに出かけてきた。
いつも思うのであるが、美浦村の友人たちは愉しむことに夢中して人間を使っている。
人間を、というのは人間としての自分をという意味である。
自分達のできることを精一杯に、自分という人間力を使っている。だから、見ていて実に気持ちが良い。
招かれたパフォーマーも愉しく自分を表現しいるようであった。
今日は友人たちの愉しんで行っている活動を見て嬉しくなって帰って来た。

家に帰ったら、お猫様もお犬様も「我らを放って、何をしてたんだ」と要求の激しいこと。
明日も、午前中から出かけて、帰りは夜遅くになる。どんなむくれ方をするのやら。
明日は、ことば座にとってちょっと大切な打ち合わせである。嬉しい内容になってくれるといいのだが。
(ヒロ爺)
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まだ雪が残っているからとお猫様は炬燵暮らし

お猫様は、外の雪を眺めて直ぐに炬燵に戻ってしまう。
それでも一日一度はブラッシングしないと、小生の布団の中が毛だらけになってしまうので無理やり連れだしてぶたっシングしてあげるのだが、終わると一気に炬燵の中に駆け込んでしまう。
夜になると小生の布団の中に潜り込んできて、腹にピッタリとくっついて寝ている。おかげでこちらは十分な寝返りも打てず腰痛気味である。
明日は、美浦村の陸平をヨイショする会の主催する縄文の森コンサートに行って来ようと思っているが、ふるさとを文化として確りととらえて活動している姿を見ると、歴史の里を称する我が街の表層模倣の在り様には情けなくなってくる。
自分たちの住む街をヨイショするためには、正しい歴史認識の中に新しい文化の創造をたくさん創っていかなければならないのだが…。
(ヒロ爺)
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背伸びした霜柱 残雪を持ち上げて

朝、庭をお犬様と一回りしたら、庭の残雪のあちこちが盛り上がるように凸凹していた。何だろうと思ったら、霜柱が長く背伸びして残雪を持ち上げているのだった。お犬様、そのサクサク・ズボズボが面白いらしく、しばらく遊んでいたが、そのうちに足が冷たくなったのかもう部屋に上がると言い出した。お猫様が、縁側の陽だまりからお犬様を見下ろし、馬鹿な奴だという顔をしていた。その証拠に、耳ちゃんおいで、と声をかけても知らんぷりである。おそらく、私はそんなにバカじゃないよ、とでも言っているのだろう。
夕方、椿の木を見たら一輪花を開いていた。庭の椿、八重の花でなければもっと雪に映えるのだがと残念に思ったが、私が植えたのでないので文句は言えない。それにしても八重の花と言うのはどうして美しく言えないのだろうか。場末の厚化粧の女性に良く似ている。
(ヒロ爺)
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庭の雪何時になったら消えるのやら

昨日に次いで今日も数時間かけて車の出し入れに不便の無いように雪かきをした。
もうすっかり腰はガタガタ。
南側の庭はまだ全体に真っ白である。南側ではあるが隣家が建っているので庭の半分が午後になると陰って来る。
その所為でなかなか雪が融けないのである。
朝は、カチカチに凍っていて雪の上をサンダルで歩いてももぐることはない。
僅かな時間だけお犬様が、カサカサカサカサと音を立てて走り回っているが、直ぐに縁側に上がるという。
お猫様も両手足をプルプル震わせて10歩も歩かぬうちにもう家に入るから抱っこと言う。
ヒロ爺一人が、嬉々としながら雪の上を歩いている。
子供の頃に飛騨に住んでいて、三月半ばになると「カッテンコ」と言って、9時過ぎ頃まで山全体の雪がカチカチに凍ってしまい、どこを歩いても平気になる。人山を越えて学校に通う子供たちは夫々ソリを担いで山をかけ上り、学校まで一気に滑り降りたものであった。僅かな庭のカッテンコであるが、子供の頃を思い出し心がうきうきしてくる。
そんなヒロ爺をお猫さんは、陽だまりのハンモックの中から見下ろして「バカみたい」といった顔をしている。
庭の雪はまだ融けていない。明日もカッテンコを愉しむことにしよう。
(ヒロ爺)
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理由もなく腹の立つ日もあるよな

人間70年近くもやって来ても、未だよく自分の感情が理解できないことがある。
思いつくような原因がないにもかかわらず、朝目が覚めた時から何か気分がざらつき、苛立つことがある。
意識に残らないが妙な夢でも見たのかなと思うが、そういうことではない。
目覚め方の問題なのか妙に気持ちがささくれ立っている朝があるものだ。
こんな時は、そのざらついた気分に逆らわず、他人との面会を拒絶して本を読むなり音楽を聴くなりして時間を潰すしかない。同居のお猫様、お犬様はそうした心のざらつきを察知できるらしく、目覚めた時からあまりそばに寄ってこない。これは恐らく、動物の感情によって分泌量の変わるアドレナリンなどを感じ取ることができるのだろうと思う。
今は、自分で意識するほどのざらつきはないのであるが、お猫様もお犬様も近寄ってこない。
可笑しなもので、気分が元に戻って来たのに、何時ものように傍にやって来ない二人に些か寂しい思いがしてくる。人間だけなのだろうな、こんなにムラのある感情と言うのは。
(ヒロ爺)
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雪かきで腰がボロボロ お猫様見下ろしてミューと一声

いや~、よく降ってよく積った。
日の出前にお犬様と散歩に出る。積雪はガリガリに凍っている。
お犬様元気に駆け回るかと思いきや、足が冷たいという。
もう十分散歩したから帰ろう、と軟弱なことを言う。
折角の雪なのだからあちこちに足跡をつけて歩き回ろうと思ったが、叶わず直ぐに家に帰って来た。
庭に帰って来た途端、お犬様は元気になり、庭の雪を齧りはじめた。
午後、雪が融けてきたので、さっそく雪かきを始める。
重い雪なので腰の負担が大きい。駐車スペースだけは綺麗に雪をかいておこうと頑張るも、それが限度。
腰の痛いこと痛いこと。お猫様が陽だまりになっている縁側のハンモックから見下ろし、ミューといたわりの声をかけてくれる。「ああ、無理はしないよ。もう止める」と返事をしてやると、大きな口を開けてあくびを一つ。奥歯の抜け落ちた口腔は小生に負けずのお婆さんであった。
(ヒロ爺)
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午後から大雪気温もぐんぐん下がってくる

朝の雨を見ながら、これは雪になるなと思っていたら、昼前には大きな牡丹雪が落ちてきた。
見る見るうちに積雪が10センチを超してしまった。
お猫様は炬燵から出てこない。
お犬様も縁側から雪を少し眺めたら、炬燵布団にへばりついて動こうとしない。
雪が降り積ると周りの騒音が吸い取られ、しんとしてくる。
向かいの家の屋根から時折雪がずり落ちる音が聞こえてくるだけで、全くの静寂となってしまった。
書かなければならない原稿があるのだが、妙に静かすぎて書く気が湧いてこない。
お猫様、お犬様に倣って炬燵に潜り込む。
何時しか寝てしまい、目が覚めたら外はもう暗くなりはじめていた。
室温もぐんと下がり冷え込んできた。
慌ててストーブを点ける。ボンと点火の音が聞こえた途端、お猫様が炬燵から出てきて、ストーブの前に陣取った。後れを取ったお犬様は、少し離れて温風のおこぼれをもらっている。
うん、雪も良いな。
(ヒロ爺)
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一日が欠落してしまう日もある

さて…とブログの書き込みページを開いたまでは良かったのであるが、今日はと思った途端、今日がどこかに飛んで行ってしまった。
一生懸命に振り返ってみるのだけれど、何も思い出せない。
う~ん、思い出せないというか今日一日が欠落してしまっているのだ。
何か一つぐらいは、と思ってみるのだが思い出すものは何一つない。
ありゃ~。小生もとうとうボケが始まったのだろうか。
… … …
しかし、何も思い出せないというのは実に気分が楽なものである。
何かを思い出すというのは、心に何か引っかかるものがあるのだろうから、実際にはかなり疲れることなのだ。
思い出すものが何もない。これは実に楽な気分だ。
だがこの楽な気分に浸っていると本当にボケが来てしまうかもしれないな…。

どうした風の吹き回しなのか、しばらく机の下にやって来なかったお犬様が、今、足元にいる。
もしかしたらボケはじめた小生を気遣っているのだろうか。
そういえば、ちょっと前にはお猫様が膝に乗っかっていたよ。
これは一寸ヤバいぞ!
(ヒロ爺)
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三連休とは気が付きもせず楽隠居

決して楽隠居ではないのであるが、今気が付いた。三連休であることを。
明日、風もない快晴であったらお犬様のシャンプーをしてやろうと思っていたが、どうも天気は良くなさそうだ。
今日はどういうわけか、お犬様、お猫様が代わる代わるにやって来て庭に出ようという。仕方なくお付き合いをしていたが何度目かでとうとう声を荒げてしまった。
何時も、どちらかを優遇するということはしないのであるが、こうして時々二人が対抗して代わる代わる要求をしてくることがある。今日の始まりは、庭にヒヨドリがやって来て置いてある水桶に浸かり水浴びをして大声を上げているのにお猫様が反応したことに始まった。
お猫様が一番反応するのは烏である。朝方よく電線に烏がとまっているのであるが、その烏を見るとお猫様は鋭く反応するのである。早くに亡くなったお猫様の息子ボーイが子猫だった頃、庭に出して散歩させている時に、お猫様は上空に舞う烏に警戒心を顕わにしていた。烏は賢い鳥で、親が目を離した子猫や子犬をよく襲うのである。それで朝方に、特に生ごみを出す日には烏がやって来るので、お猫様はピリピリするのである。今日はゴミの日ではなかったので烏を警戒した訳ではあるまい。ヒヨドリの癇に障る高音が、お猫様の機嫌を損ね、それにお犬様が追随したのであろう。
三連休と気づかなかったのは、楽隠居ではなくお猫、お犬様の世話には休日が無いからである。
我が家の本当の太平はお猫様、お犬様である。
(ヒロ爺)
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日の出が少し早くなったが寒波は下がらず

日の出、日の沈みがかなり変わって来た。もう春がそこまで来ていることを感じさせられるが、寒さは一向に遠慮してくれず、今朝などはまたまた水道が凍っていた。全く水が出なくなったわけではないが、チョロチョロ…ガガガガ…とシャーベット状の氷水が出てきた。
朝の冷え込みが強いとお犬様が必ず布団の上にのっかてくる。布団の中はお猫様がいるのだから、小生全く眠れなくなってしまう。愛々ちゃん重いよと邪険に追い落そうとするが、愛々様もさるもの。微動だにせずわざと鼾をかくのである。背中を冷気にさらして寝るわけにもいかないので、キルティングを着こみ、背中を半分出して寝なおすことになる。それでも今のところ風邪をひく気配もないので小生も若々しく元気だ。
夕方5時ごろに漸く会報の編集が終わる。
今夜はまだお猫様が膝の上にやって来ない。どうやら今晩も冷え込むようだ。布団を敷くまではお猫様はやって来ないだろう。
今日も庭の蕗の薹が芽を出していないかと見に行ったが、地面がカチンカチンで、蕗の薹が顔を出せる状態ではなかった。去年は一月半ばには蕗の薹を摘む事が出来たと思うが今年はだいぶ遅れるだろう。
(ヒロ爺)
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人の睦まじき月なのに我は独り

一月を睦月と言うのであるが、これは新年の始まる月は人の往来が増えて、人との仲が睦まじくなるからだという説がある。本当かな…?
今日も我が家は三人仲睦まじく、と思いきやお猫様、お犬様、そして小生はそれぞれ思い思いにバラバラである。仲違いはないのであるが、それぞれが勝手勝手の一日である。まあ、それぞれ干渉しあうでもなく独りの自由を過ごしているのだから、睦まじき仲と言えばいえなくもないのだろう。
我が家にもし炬燵が無かったら、この一月は睦月とは呼ばず、ただの一月となるであろう。一つの炬燵が三人の仲を睦まじくしてくれているのだろう。炬燵に感謝である。
今夜、明日は大忙し。月に一度の八つ当たり日である。
お猫、お犬様は気配を察知しているのか今夜は傍に寄ってこない。
(ヒロ爺)
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年明けて何と忙しくやることの現るか

暖かかった午前中も、午後には次第に寒さが戻って来てしまった。
家の中が寒いと、お猫様お犬様と同じく炬燵に一緒に潜り込んで寝てばかり居たくなる。
ところが、年開けてからというもの何かとやることが多く、怠惰をのんびりと愉しむ事が出来ない。
10月にことば座の東京公演が決まったので、その所為もあるのだが、忙しいのは嬉しくはない。張り合いがあっていいでしょうともいわれるが、忙しいのは矢張りいやだ。
お猫様、お犬様を見ていると、忙しいことからはサッと逃げ出す。小生もこれは見習わなければいけない。
怠惰で平安こそ人生の喜びなのだから。
さてさて、今晩と明日で会報「ふるさと風」の編集を終わらさなければならない。明日明後日は怠惰はお休みだ。
(ヒロ爺)
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日差し温んで霜柱崩れて

今日は昨日までに比べると随分暖かい風が流れていた。この時期は七十二候でいうと「芹乃栄う(芹がすくすく伸びてくる頃)」だとか「水泉動く(凍っていた泉が融けはじめ水が動き始める頃)」と表現されている。
昼近くに庭に出てみると高く伸びた霜柱が崩れていたり、霜柱が融けて泥んこ状態の地面になっていた。なるほど「水泉動く」とはよく言ったものだと思わず感心してしまった。そう言えば、夕闇の訪れが幾分遅くなってきたようである。
少し暖かくなって来たので、お犬様も外に出たがるかと思いきや、霜が崩れて泥んこになった地表が嫌らしい。足が汚れるのが嫌なのではなく、泥んこになった足を冷たい水で洗われるのが嫌らしい。
散歩に出る時には、わざわざお湯をバケツに汲んでおいて、それで洗ってやるのであるが、庭でのちょっとした汚れは水でも良いかと配慮してやらないのが気に入らないらしい。だったらお猫様のように、コンクリートの上だけを歩けばいいのだが、お犬様にはそれが出来ない。嫌々足を洗われているのをお猫様が小馬鹿にした顔で見ている。
吾が家は毎日三人で太平である。
(ヒロ爺)
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寒さ吹き飛ばすネギ大蒜鍋

昨日に比べると今日は幾分暖かい一日であった。しかし、こんな時に良く風邪をひいてしまうものである。
そこで今夜は、ネギ大蒜鍋を作ってみた。
豚バラ、キャベツ、ネギ、大蒜だけの鍋である。キムチのもとと味噌で味付けをした鍋であるが、これが結構いけるのである。豚バラを柔らかくなるまで火を通し、キャベツとたっぷりのネギを入れる。最後に大蒜を入れるのであるが、大蒜は一株(一玉)をすりおろし、火を止める直前に入れるのである。
実に何でもない鍋なのであるが、これが意外に美味いのである。味噌は八丁味噌と白味噌を合わせ、ごま油を入れる。ここにキムチのもとを入れると辛みと酸味が加わり、安上がりの冬の鍋になり、ネギと大蒜の効果で風邪をひかない。ぜひ一度お試しあれ。
今日は七草粥のつもりであったのだが、…。
大蒜の臭いがするのでお猫様、お犬様が傍に寄ってこない。煩くまとわりつく日は今度からは大蒜料理をすることにしよう
(ヒロ爺)
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今夜は七草粥の下準備

今日も寒い一日だった。
明日は七草粥の日である。そこで今夜は七草粥の下準備をする日である。
七草粥は、前日の夜に七草を包丁の背でたたいて水にさらしておくことから始まる。
冬の葉類だから灰汁が強いのでそうするのだろうか。
七日の朝にこのさらした七草を粥に入れるのだそうだ。
そしてこの七草をさらした水は捨てないで、そこに指先をつけて爪を柔らかくして爪切りをするのだそうだ。
一月七日は、初爪を切る日でもあるのだそうだ。七草の浸した水に爪を柔らかくして切ると、一年間は風邪をひかないのだそうだ。
そんなの迷信、古臭い。そういう人もいるだろうが、四季のハッキリとある日本の美しい暮らしの知恵としての文化である。初爪を切って七草粥を食す。そんな知恵をもう一度全面的にではないにしろ使ってみるのも悪いことではないだろう。
お猫様、お犬様はこんな話には全く興味を示さず、炬燵の暖に涎を垂らして夢見ている。
我が家は本日も太平。
(ヒロ爺)
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今年一番の寒さかお犬様も外は嫌だと

今日は気温が上がらず寒い一日であった。午前中一番日の当たる縁側も気温が上がらず、陽だまりに二人とも出たがらない。一日中炬燵に張り付いていた。寒さが厳しいと二人とも仮死状態のように寝たきりで動かない。おかげで小生も炬燵に潜り込んだまま二人に合わせてジッと横になったきりである。これでは血糖値が上がりっぱなしだ。
少し仕事をしなくてはと起きだして原稿を打ちはじめるが、部屋の空気が冷たく、指先が縮んでキーボードを打つのもおっくうになる。それで、こんな寒い日に仕事だなんて、急ぐわけではあるまいし、炬燵で丸くなっているのが一番か、と怠惰を弁護してしまう。
夕方近くに庭に出て、春一番の蕗の薹は未だ顔を出してはいないだろうかと見回ったが、霜柱がカチンカチンに凍っており、顔を出すどころではなかった。
もう直ぐ七草であるが、この寒さでは天然の七草を採ることはできないだろう。
そうだ明日は牛蒡鍋でもやろう。
(ヒロ爺)
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幕の内はゴロゴロしてようとお猫お犬様

朝の五時半前にお犬様と散歩に出るが、外は真っ暗である。それでもお犬様は、人っ子一人居ない早朝が大好きでタンタランタンタランと体を揺らしながらご機嫌である。夜中に曇っていた所為なのか思ったほど寒くはない。車の上に降りる霜も大して凍ってはいなかった。しかし、陽が出てきたら寒さが増してきた。
朝のブラッシングが終わるとさっさと家に入り縁側の陽だまりでぬくぬくと寝ころんでしまう。
お猫様も陽だまりのキャットポールのハンモックの中から降りてこようとしない。「耳ちゃんブラッシング未だだよ」と声をかけると、「幕の内はお休みね」と言う。
結局小生も縁側の陽だまりにお犬様を抱いてぬくぬくゴロゴロになってしまった。やらなければならないことがあるのに…。でも、幕の内はこれが良いのだ。
(ヒロ爺)
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風が冷たいから今日は外なしとお猫様

今日は寒い一日であった。その所為でお猫様は外に出ようとしない。
縁側の陽だまりに暖を取っていて、そこから動こうとしない。お犬様が不思議がって声をかけるが知らん振りである。午後、陽が陰り始めたら炬燵に潜り込み全く出てこない。そう言えば、昨夜は一晩中小生の布団の中で寝ていた。おかげで小生今日は腰が重い。お猫様が布団に入ってくると寝返りがうてないのでどうしてもこうなってしまう。寝返りをうつとお猫様は出ていくのであるが、直ぐに戻って来て毛のない小生の頭頂をペンペン叩くのである。その時に直ぐに気付いて布団に入れないと、容赦のないパンチを毛のない頭頂に喰らわすのである。
今夜も寒くなりそうだから、お猫様は一晩中布団の中に来るのだろうな。
今年の正月三箇日は、実にのんびり平安であった。仕事的には忙しい一年になりそうであるが、家にいる時は三人で終日のたりのたりと平安であってほしいものだ。
(ヒロ爺)
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穏やかなり正月二日 三人で日向ぼっこ

今日も快晴。風が時折強く吹いたが、気持ちの良い正月である。
朝から縁側に三人で寝転んで日向ぼっこを愉しんだ。
太平の一年を予感させる気分であるが、太平の一年と予感するのは我ら脳天気な三人だけかもしれないが、今日一日の太平を存分に感じる事が出来れば、明日も太平な一日を過ごす事が出来るのだろうと思う。雨が降ろうが、嵐が来ようが気分だけは齷齪を捨てて太平楽に居れば、一年を振り返ると太平・平安の一年だったということになるだろう。
午後の冷たい風に吹かれていたら急に鱈ちりを食べたくなった。しかし、正月のマーケットでは良い鱈が手に入る筈もないので、豚バラとモヤシ、ニラ、豆腐、キノコ等でキムチ鍋をして暖まった。
今は満腹であるが、矢張り鱈ちりが喰いたい。正月が明けて、新鮮な魚が出てきたら、たっぷりの白子もちの鱈を買い込んできて鱈ちりをやろう。
朝から布団を干して、フカフカになったのを押し入れに仕舞わないで出しておいたら、ちょっと用で出てきたらお犬様が温かふわふわの布団の上で涎を垂らして寝ておった。満足げな寝顔を見てしまったら怒る気力は失せてしまった。お犬様に一緒になってフカフカ布団にしばしの昼寝。
実に、実に太平な一日は、正月二日。
(ヒロ爺)
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ヒロ爺は、映画・演劇の脚本・演出を生業としておりましたが、日本シナリオ作家協会を退会し、何もやらない何もしない暮らしを始め、周囲の顰蹙を買っています。しかし、何もやらない何もしない暮らしは、その才能と精神力がないとできないことを知り、改めて己を天才(天災)かも知れないと思っている所謂呆け老人です。

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